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「記者クラブ」関連スレッド
75
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2005/02/20(日) 00:12:56
スパイ捜査
http://kokkai.jctv.ne.jp/
公安事件が続発したため、一時は一人で担当するのは無理だと嘆いた時期もあったが、成田空港が開港してからは急に事件が少なくなった。スパイ捜査を担当している外事課をまわる余裕が出来た。外事課は私が
担当するようになってから一件の事件摘発もない。事件がなければどのような捜査をしているのかも分からない。外事課は公安部の中でも最も秘密のベールに包まれたセクションなのである。
ソ連のスパイを監視している外事一課の課長はキャリア組、北朝鮮や中国のスパイを監視する二課長はノンキャリアであった。外事一課長は警察官らしくない飄々とした人物で、ユーゴスラビア大使館に勤務したこともあり、話題も豊富だった。私は取材と言うよりもこの課長の見識を聞くためにしばしば部屋を訪れた。課長も私を気に入ったのか、時々はユーゴで味を覚えたというブランデーを一緒に飲むようになった。そうした会話の中から外事警察の輪郭が見えてきた。
スパイを捜査する目的は逮捕して事件にすることではない。逮捕してしまえばそこで終わりだが、逮捕せずに監視を続ければ、どのような人々がスパイに関わっているかが分かる。スパイは泳がせておく方が収穫が多くなる。外事課という所は事件を摘発するよりも、秘かに監視を続ける所なのである。
滅多に仕事の話をしたことがない外事一課長だったが、ある時、銀座にある画廊の話をした。その画廊にはサロンがあり、そこに政治家や財界人が集まる。画廊の経営者とそこに集うメンバーを警視庁はソ連につながる人脈として監視しているのだった。その政治家や財界人の名前を聞いて驚いた。まさに日本の政財界のトップの人たちである。警視庁は日本の中枢にいる人たちをソ連につながる人脈として監視しているのであった。
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