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「記者クラブ」関連スレッド
69
:
・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2005/02/14(月) 01:34:53
http://www.systemken.org/geturei/32.html
8.100年単位の処方箋
BSEの話ではないですが、このように自分たちの目や耳に入ってくるものが、構造的に問題がある機関からしか入って来ない。それ以外の選択肢は、事実上ほかにないといわけですから、非常に嫌な話です。
こんなひどい問題がありますと言った以上、だからこうしようじゃないかと言わないとまずいでしょう。けれど、この問題はそう簡単に解決策はありません。私も8年ぐらい新しいメディアづくりをやっていますが、これは青息吐息です。こういうメディア環境の中で、新しいメディアを自立させ、影響力をもっていこうと、一時少し大きくもしましたが、今は自分だけの最低資本金で、小さな規模で、ちょっとずつやっていくというやり方じゃないと無理だという結論になりました。
うちは、会費月500円で「ビデオニュース・ドットコム」というのをやっています。これは短期的に、一気にメディア勝負できるような内容にはなっていません。やっている唯一の理由は、メディアがないと人の育成が出来ないということ。つくったものを出して、何らかの形でそれがお金になって回収できるモデルをつくらないと、人を育てることができない。何度もやめようと思いましたが、とにかくメディアは維持していこうというのが、今のところの状況です。
私なりの解決策は、5年10年単位ではなく、100年単位の処方箋で、自分でメディアつくるしかないという話です。私は、地上波にものは出せている。出せてはいるが、本来出すべきものの3分の1ぐらいでしょう。地上波に任せておいたら言わないであろうことを3分の1ぐらいビデオニュースで言う。それを1000万人が見ているなら、それはそれで続けるというのが、今の私の立場です。出せるものに限界はある。それでもやるべきかどうかは、私にとって永遠の大きな問題です。
まだ「ビデオニュース・ドットコム」が、メディアとして一人前になっていない以上、それも仕方がないと思いますが、これが自分なりの今の処方箋です。
(要約責任:編集部)
神保哲生(じんぼうてつお)
1961年生まれ。15歳で渡米。AP通信記者を経て、'93年独立。'99日本初のニュース専門インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を設立。専門は地球環境、開発経済、メディア倫理。
代表作:「地雷廃絶への道」(NHK)、「温暖化に沈む島ツバルの決断」
著作:『アメリカン・ディストピア』(春秋社)、『漂流するメディア政治』(春秋社)、『ビデオジャーナリストの挑戦』(ほんの木)など
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