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「記者クラブ」関連スレッド

47・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2005/01/29(土) 18:36:33
http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/~maesaka/021226_contents/heihakyoukinari31_040728.pdf
  ●報道界内部の事件も相次いだ。
 特に 『朝日』 の取引所改革報道のスクープは全国の株式市場がこれによって休会に追い込まれる
パニックに発展、検察当局は「財界かく乱の疑がある」として、執筆した記者を逮掃するなど新聞界を
揺るがせた。
 発端となった記事は七月二十一日、東京・大阪の『朝日』朝刊経済面に「取引所改革案 当所株
上場を廃し実株本位へ統制 政府当局の立案成る」とトップ四段見出しで報じられた。
 この改革案は一九三四年度の商工省内の取引制度調査委貞会で継続審議されていたもので、
内容がもれると経済界に与える影響が大きいため、秘密裡に審議され、商工省当局も、このニュースは
慎重に扱うよう各社に要望していた。いわくつきのものであった。
 庶政一新をスローガンにしている広田内閣の誕生によって、取引所改革も大幅になるのではとの
見方も流れていた。『朝日』は取引所株の市場上場禁止など内容の骨子をスクープしたのであった。
 この記事に証券界はショックをうけ株価は大暴落し、東京の取引所は立会停止となり、大阪、神戸など
全国的に波及、各取引所も休会する異常事態となった。
 新聞報道によって株式市場が休会したのは取引所開設以来初のケースであった。大混乱に陥ったため、
商工省、大蔵省は『朝日』の記事を全面否定した。二十二日午後、この記事を書いた『東京朝日』経済部、
政治部の記者二人が取引所法第32条「相場の変動を図る目的を以て偽計を用いる」などの容疑で
警視庁に逮捕され取り調べられた。
 二人は山一証券の店員にこの記事を内通して金銭を授受したとの情報も流れ、警視庁は証券会社
店員ら三人も合わせて逮捕した。この間『中外商業』 (現『日本経済新聞』)は号外を発行して、この
スクープの後、この記事が虚偽の風説であると主張、『読売』その他は2記者が二千五百円もらったとか、
五千円もらったとか書きたてた。
 驚いた『朝日』 は二十四日、上野社長が幹部を集めて事件の説明を行い自制自粛を訓示、二人の
記者と当日のデスクを退社処分にし、この処分を社告に掲載、経済部長も辞職した。「記事を漏洩悪用し
社規を紊る」と社告にはいちはやく罪名までつけられた。東京の経済部はこの事件で六人が交代すると
いう騒ぎへ発展した。


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