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「記者クラブ」関連スレッド
25
:
・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2004/03/10(水) 03:33
http://ugaya.com/column/taisha2.html
自己研鑽を積まなくても、新聞というプロダクトはできあがるシステムがちゃんと用意されている。
それが他でもない記者クラブ制度なのだ。以前、ぼくはデビッド・ハルバースタムとの会話の中で
「アジェンダ・セッティング」の機能を日本のマスコミは欠いているという話を書いたことがある。
「アジェンダ」とは「社会が議論すべき問題」のことであり、「何を議論すべきテーマなのか」を提示するのが
「アジェンダ・セッティング」だ。記者クラブに取材の拠点を置いている限り、この「アジェンダ」は取材先の
官庁や企業が決めてしまう。
ぼくも1年だけ、名古屋市役所の記者クラブにいたことがある。一日中市役所の中に缶詰にされて
ウンザリしたが、それさえ目をつぶれば便利かつ快適この上ない。なにしろ、ずっとクラブに座って
市役所の発表を加工して記事にするだけで、一日に記事が2本3本とできあがっていくのである。
紙面もどんどん埋まるのでデスクも喜ぶ。だが「何もないところからニュースを探して歩く」という基礎体力は
どんどん衰えていった。
つまり、「読者以上のサムシング・エルス」を求めて自己研鑽など積まなくても、記者クラブにいさえすれば、
記事がどんどん書けてしまうのである。逆に言えば、記者クラブさえあれば、新聞社は、記者の人材に
投資しなくても、日々の新聞を発行するという業務は成立してしまう。
こうして長年を過ごしてきた新聞社は、記者クラブなしでは読者に商品価値を認めてもらえる記事など
書けない記者を大量に抱えている。もし記者クラブを廃止してしまえば、どんな破局が彼らを待ち受けて
いるか、想像するのはたやすい。これほど世間から非難を浴びても、新聞社が記者クラブを死守する
理由はこれである。記者クラブの外で生き残れる人材など育てていないことを、彼らはよく知っている。
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