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「記者クラブ」関連スレッド

21・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/03/10(水) 03:32
http://ugaya.com/column/taisha2.html
 99年暮れ、朝日労組で内紛があった。会社に強硬な役員の一人を、妥協派の他の役員が組合員の
同意を取らずに勝手に解任し、それを組合員に知らせずに処理しようとしたのである。
 労組の役員といっても、新聞や雑誌のセクションから「代表」のような人が1年交代で出てきて、また1年で
職場に戻る。労組在任中に会社に逆らいすぎると復帰したときに不利に扱われるので、みなさん穏健である。
 ここで偶然がふたつ重なった。この解任された役員というが、ぼくのアエラ編集部での先輩にあたる
経済記者だったこと。ぼくが97年から98年まで労組の広報部長をやっていたことである。つまりぼくは
解任された人も、労組の内情も、両方知る立場だった。
 この解任された経済記者T氏は、アエラ時代にサラ金やヤミ金融の問題を早くから指摘していた人で、
彼の先見性は、その後の日栄事件やヤミ金融規制法案ですべて証明されていった。鉄鋼会社の経理畑
から朝日の記者になったという経歴のため、数字にめっぽう強く(労組では給与問題の交渉担当だった)、
しかもこういう社会の問題点をいち早く発掘してくる記者の常として、簡単に妥協しない硬骨漢でもあった
ので、妥協的な朝日労組の中では疎んじられたのだろう。
 ぼくは、T記者が役員を降りたことを知り、慰労のメールを送った。かつての同僚として「おつかれさま」
くらいは言いたかったのである。すると返信として、彼が意に反して解任されるに至った顛末が送られてきた。
ぼくは仰天した。「辞任」ではなく「解任」だったのである。一般の労組組合員がまったく知らされていない
事実だった。ぼくは労組で広報部長をやっていたので、組合員の代表である役員を解任するような重大な
動きがあれば、すぐに「有権者」である組合員に知らせなければならないことはよく分かっていた。ぼくは
直ちに労組本部に抗議のメールを打ち、ついでに知り合いの社員十数人にT氏から来た解任の顛末メール
を転送しておいた。このメールは転送に転送を重ね、1週間以内には会社中で大騒ぎになった。
 ところが、誰かがこのメールを『週刊現代』編集部に持ち込んだのである(犯人は確認できた。
週刊朝日編集部にいたYという人物だった)。というわけで、T氏解任事件は朝日労組のスキャンダル
として週刊誌ネタにまでなってしまった。
 この記事の掲載後、新聞の経済部の会議で「誰がネタを週刊現代にタレ込んだのか」が話題に上がった。
なぜ経済部の会議なのかというと、T氏が経済部員だったため、解任後は替わりを経済部から出さなくては
いけないからだ。また、現在の社長が経済部出身なので「経営中枢に一番近い編集現場」ということもある。
ここで経済部長らに向かって(部長以上は管理職なので非組合員)ぼくを名指して濡れ衣を着せたのが、
経済部の記者Yなのである。ご丁寧にも「僕はあいつを大学時代から知っている」という注釈まで付けて。


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