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フェミニズム/ジェンダーにわか勉強スレ
65
:
鳥山仁
:2003/02/12(水) 06:35
とはずがたりさん>
「実体」の違いを説明する根拠として、
「実体」の違いを持ち出すのは不適当だと言うことです。
これには、
1)実体に差異があることを実体の差異で説明しようとすると、
トートロジーに陥りやすい(というか、ほぼ100%陥る)
2)実体の差異の根拠に実体を持ち出すことで、
差異を決定する価値基準が、さも実体に存在するような錯覚を起こす
(価値実体論=広義のフェティシズムに陥る)
という2重の意味があります。
たとえば、AとBという2つの車を比較検討する際に、
速度をその基準とした場合、
Aの車がBの車よりも速く走れるのは、
AがBよりも強力なエンジンを積んでいる為だ、
と説明されることは真ですが、
「何故に速度という判断基準を持ち出したのか?」
という価値判断の基準に関しては、
いっさい説明がなされていません。
どうして価値基準=根拠が説明されないかというと、
まるでエンジンという実体が、
車の速さという価値を決定しているかのような
錯覚が脳内で起こっているからです。
しかし、価値基準を設定したのは人間であり、
また価値基準を設定するのも人間である以上、
エンジンという実体そのものに価値があるわけではなく、
あくまでも価値を決定するのは人間の価値判断能力なのです。
従って、男女の性差を語る際には、
「どうして男性と女性に差が生じるのか?」
を問うのではなく、
「どうして男性と女性に差があるという問いかけを発したのか?」
を問うべきでしょう。
最後になりますが、哲学者の恋愛観は信じない方がよいです。
少なくとも、ニーチェとキルケゴール、
サルトルの話は一切信用しない方が良いと思います。
あの人たちは、ちょっとナニですな。
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