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574・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/10/09(土) 14:17
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/9671/2-2topics01b.html
《2001年8月》
・朝日新聞「私の視点」の貧困
 8月27日の朝日新聞は、オピニオン面の「視の論点」に米【ヘリテージ財団】副理事長
キム・ホルムズ氏の論考「ミサイル防衛 9条見直し、研究推進を」を掲載した。
 このタイトルだけでも内容は察しがつくと思われるが、念のため本文を引用しながら紹介しよう。
「日本は、中国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、ロシアと隣り合う危険な場所に位置している」。
日本は「ミサイルの脅威にさらされている」。「米国民は弾道ミサイルの脅威を自覚しており、
改憲〔注、日本国憲法9条改正〕を歓迎する」。日本は「ミサイル防衛の配備に向け、具体的に
踏み出すべきである」。
 私は、この論旨にまったく反対である。ただ、それと同時に、【ヘリテージ財団】の言論の自由も、
朝日新聞の言論の自由も支持したいと思う。しかし、私として理解しがたいのは、朝日新聞が
平和憲法の改正を促す言論をわざわざ宣伝しているという事実である。
 ホルムズ氏が所属する【ヘリテージ財団】は、有名なシンクタンクである。日本では「財団」という
ものが政治的に偏っているというイメージは薄いかもしれないが、アメリカでは事情が異なる。
アメリカ政治は「圧力団体政治」もしくは「利益集団自由主義」を特徴とするが、財団はそれ自体
代表的な圧力団体であり、またさまざまの圧力団体を生み出す母胎となっている。また、財団は、
政界と財界を結びつける要(かなめ)の役割も果たしている。
 【ヘリテージ財団】は、アメリカを代表する保守系シンクタンクである。財団の名前である英語の
heritageとは、「相続遺産、文化的遺産、伝統」などの意味であるから、英語が少し分かればおよそ
見当がつくだろう。【ヘリテージ財団】は、その保守的な価値観を実現させるために活動している
「政治的な」団体なのである。財団は、アメリカ政府に具体的な政策を提言しているのみならず、
現ブッシュ政権に閣僚を送り出してもいる。今回、ホルムズ氏がミサイル防衛推進を主張したのは、
たんに彼の考えがそうだからではない。【ヘリテージ財団】という組織の「政治的立場」がそのような
ものと決められているからである。したがって、朝日新聞の「私の視点」に載せられた記事は、
「私の視点」というよりも「財団の政治的立場」といった方が正しい。


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