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202・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2003/08/08(金) 03:13
(2)「大蔵は竹下、運輸は亀井」  2000 年 7 月 週刊ポスト
 許被告は石橋産業から騙し取った178億円のうち、政・官界工作に10億円を注ぎ込んだ。
 中尾氏が受け取ったのは7000万円(立件されたのはそのうち3000万円)とされる。中尾氏一人へ
の工作のために、石橋産業側に10億円も出させる必要があったとは思えない。
 それが今回の汚職事件の最大のナゾであるが、許被告の本当の狙いを知ると、巨額の工作資金も
納得がいく。
 許被告と石橋氏の贈賄工作の狙いは、建設、運輸、大蔵省を巻き込んだ巨大公共事業の利権確保に
あった。それこそ「神戸新空港建設計画」なのである。
「大蔵は竹下、運輸は亀井」
 神戸新空港計画は瀬戸内海の神戸沖に海上空港を建設する総事業費約3000億円の
巨大プロジェクトだ。
 運輸省は91年の第6次空港整備計画で新規事業として計画推進を決めたものの、近くに
大阪・伊丹空港と関西国際空港があることから、地元財界にさえ不要論が根強く、95年1月の
阪神大震災で神戸市が壊滅的打撃を受けると、災害復旧を優先するために一時、計画は頓挫しかかった。
 当時の亀井運輸相が、それを強力に推進していた。
 95年度予算編成では、運輸省が要求した神戸空港の設計調査費を大蔵省がいったん認めない方針を
出したが、亀井運輸相が先頭に立って折衝し、予算を復活させた。
 運輸相を退任する直前の95年7月には、神戸市で会見し、予算が認められたばかりの神戸新空港に
ついて、「国際便就航の可能性も追 求したい」「拠点空港は国が財政支援する。神戸はその一つだ」と
ぶちあげた。
 神戸新空港の建設は亀井氏が建設大臣当時の97年に正式に決定され、99年に埋め立て工事が
始まった。
 許被告は、旧知の亀井氏が推進したこの神戸新空港に注目していたのだ。
 亀井運輸相が空港計画に取り組んでいた当時、許被告は兵庫県に本社を置く中堅ゼネコン『新井組』
の株買い占めに動いていた。そのさなかに同社の株価が急落し、許被告は大きな損失を抱え込む破目
になった。
 まさしく、許被告が石橋産業=若築建設にアプローチし始めた時期と符合する。
 許被告の構想では、政官界工作の標的は中尾元建設相にはとどまらず、大蔵省に絶大な影響力を
持っていた竹下氏を通じて空港建設予算をつけさせ、建設推進派の亀井氏に運輸省の空港建設認可を
出させようという意図が浮かびあがる。政界人脈をフルに利用し、最後には神戸新空港建設の
≪3000億円利権≫をつかむのが狙いだったことがわかる。
 許被告が石橋氏に中尾氏を引き合わせた目的は、若築建設の受注額を増やすことだけではなく、
神戸新空港という巨大プロジェクトを運輸省から受注するための布石として、若築建設と新井組の合併を
建設省側に後押しさせることに最大の眼目があったということになる。


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