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ネット・ウヨサヨ論
267
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2004/12/07(火) 09:45
632 名前:520 ◆1ulZdATdBI 投稿日:04/12/06 23:53:16 xfntlRL4
2-1-2
1869(明治2年)、古代国家の祭典で中心的な役割を果たしてきた神祇官制度が約1000年ぶりに
復活した。翌年には大経宣布の詔が出された。こうした一連の動きは、新党を国家統合の精神とする
近代天皇制国家の幕開けとも呼ぶべきものだった。・・・国家の管理のもとで、天皇の祖神とされる
天照大神を祀る伊勢神宮が、全国の神社の最高位に位置づけられた。全国の神社は・・社格という
ランクがつけられた。
・・・天皇とゆかりが深ければ深いほど、社格が高い。そして神社の国家管理体制は、第二次世界
大戦が終わる昭和20年まで続くのである。
・・・伊勢神社や賀茂神社など有力な神社に世襲で勤めていた社家は廃止された。
・・・一村一社制の徹底化により、祭神を他の神社に合資されて廃された神社も多かった。
そのため、貴重な民間習俗や独特の信仰形式が失われてしまうこともあった。
1871年(明治4年)、政府は官職のトップにあった神祇官を廃止して太政官所管の神祇省とした。
翌年には教部省に移した。そして国民教化運動として「三条の教憲」を制定。その内容は
「神を敬って国を愛し、天理人道を明らかにし、天皇を崇拝して国政を遵守すること」となっており・・・
さらに神社は国家の宗祀として、仏教やキリスト教など一般の宗教とは別格扱いとなり、内務省が
管轄することになった。神道は宗教ではなく、あくまでも宗教を超えた、民族の伝統精神の根幹として
位置づけられたわけだ。
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