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ネット・ウヨサヨ論
261
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・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*
:2004/12/07(火) 09:43
616 名前:520 ◆1ulZdATdBI 投稿日:04/12/06 23:13:01 xfntlRL4
1-2 復古神道2 (平田篤胤)
1-2-1『古神道の本』(学研)より抜粋
文政年間の江戸をにぎわした事件に、天狗小僧・寅吉の事件がある。
寅吉は、幼いころから家事を予言したり、透視能力を発揮しては・・・呪術をよくするようになったという。
この話に異常な関心を持った国学者・平田篤胤は、寅吉を自分の家にひきとり、彼の語る異界の話を
忠実に記録し『仙境異聞』という本にまとめた。
もともと、霊魂の行方の探求や、隠された神秘世界の探求は、篤胤の学問上の最大の関心事だった。
この問題は・・篤胤以前の国学や神道説では、ほとんと考察の対象外であった。・・・たとえば篤胤が
師と仰ぐ本居宣長は・・・「安心なき安心」を説き、死後の世界についてなんらかの観念をもつことを抑制
さえした。
ところが篤胤は・・・死後の霊魂の行方を明らかにし、「安心」を得ることが根本であると説いたのである。
・・・死後の霊魂は・・大国主神の支配する幽冥界に行き、そこで審判を受け、現世の縁者を守護しつつ
鎮まっていくと主張した。
こうした神道的リアリティをもった幽冥論・来世観の成立によって、篤胤は、神道がついに宗教的普遍性
をもちうる可能性を提供したのである。
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