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ネット・ウヨサヨ論

10転載:2002/06/14(金) 11:52
10 名前: 「ネット右翼」=「前近代的価値観」説@鎌やん 投稿日: 2002/06/12(水) 13:02

「ネット右翼」=「《独立不羈》の精神へ憎悪と屈折感を抱く前近代価値観《庶民》」説

「進歩的知識人」は、自由主義・民主主義を信条とし、教養を知的武器とし、
「近代的市民」の形成を目的とする。
「近代的市民」とは、産業革命以降世界の支配者になった人々の思考様式で、
一貫した人格を持ち、そのために一貫した信条を持つことが原則となる。
(そこから派生的に、互いの信条の尊重=リベラリズムが生まれる)
この思考様式は、欧米では常識的な思考様式であり、欧米の「右」(保守層)も
この思考様式である。

日本では、この思考様式は、明治時代に、はじめはキリスト教から、続いて
様々な西洋文明の輸入などのかたちで、知識層を中心に浸透する。
この思考様式(近代思想・「市民」)は、鎖国時代に日本人が処世術として
培ってきた民衆道徳(長いものに巻かれろ、など)とは、思想的に異質である。

知識層ではなかった前近代的な庶民(長いものに巻かれろ)は、
「市民(自立と独立不羈)」に対し、違和感を感じる。
庶民的な感情表現では「何言ってんのか判らない、偉ぶっていて生意気」となる。

同時に日本の政治支配層(官僚など)は、「市民」概念に本能的な敵意を持つ。
支配層は、民衆が政治信条を持つと、支配しにくくなるからだ。
政治支配層は、欧米思想の中から自分に都合のよい部分だけを抜き出し、
「近代的市民」概念を「もう古い、最新の欧米思想ではそれはとっくに否定されている」と
いう論法で、攻撃する。
前近代的「庶民」は、「生意気な」近代的市民が攻撃されるのを見て、喜ぶ。

政治支配層は、「庶民」の感情を利用し、自分の政治権力を維持し続ける。

この政治支配層の権力維持に利用されている「庶民」が、「ネット右翼」である。


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