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Android Internals: A Confectioner's Cookbook
1
:
karino2
:2015/08/09(日) 08:59:17
http://www.newandroidbook.com/index.php
http://www.amazon.com/Android-Internals-Power-Users-View/dp/0991055527/
Androidの内部の解説の本。
Vol. 1はPower User向けとなっていて、Vol. 2がDeveloper向けとなっている。
ただVol. 1でもブートやinitの解説、そこからネイティブサービスの解説へと、かなりプログラマ的な物が多い。
Vol. 2は現時点ではまだ出ていない。
2
:
karino2
:2015/08/09(日) 09:00:58
もうAndroidの本はいいかなぁ、と思っていたのだが、Kindleで読む本が無くなってしまったので入れておく事に。
一生さんもomo氏も勧めてきたので、興味もあった。
paypalでpdf版を買った。やや面倒だったが、入金から一日でメールが来た。
3
:
karino2
:2015/09/13(日) 20:48:18
2章のファイルシステムのあたりはリファレンスマニュアルっぽいというか、そんなの調べれば分かる類のが単にダラダラリストされてるだけでつまらんなぁ、と思った。
でも3章に入ってfastbootあたりから面白くなってきた。
パーティションの中身書き換えたりファイル置いたり、というあたりは実践的ね。
具体的にこういう手順でこのコマンドでimgを作り直せる、というのが体系的にまとまっているのは有り難い。
素晴らしいね。
4
:
karino2
:2015/09/15(火) 17:02:35
straceを使っていろいろ調べるのはやった事無かったので勉強になる。
ほぅ、こういうの調べる時にはstraceでこうやればいいのか、という。
これまでやった事無かったのもそれなりに理由のある所で、システムコールという切り口はAndroid的には低レベル過ぎる事が多い。
5
:
karino2
:2015/09/19(土) 20:21:35
6章のsystem_serverのあたり読み終わり。
この辺はいまいちだなぁ。
Binderの解説をVol2に回して、さらに具体的なServiceの話もVol2に回す。
それでは一章をかけて一体何を解説するのか?というと割と中身が無い感じだった。
この前の5章はデーモンプロセスで、これも表層的なリストで終わりだったし、その前の4章のinitも浅い感じで、類書のAndroidのなかみ、に比べると大分中身が無い。
なんかVol2との役割分担が微妙じゃないか?という気がする。
ただ「Androidのなかみ」のような水増し感は無く、本としてはまっとうに書かれている。
目次を見た時は決定版かと思ったが、この辺の章はもっと良く書ける気がしてしまう。
全体として良いのは網羅性が高くてリファレンスとして良さそうとは思う。
ただ各項目の説明はあまりにも少ないので、ソースを読む前のあたりをつける、程度の物に思う。
6
:
karino2
:2015/09/23(水) 06:30:29
7章読み終わり。proc下とかを駆使していろいろ調べる、という話。
ほとんどAndroid関係なくLinuxの話だが、知ってると便利と思う事も多く自分の知らない事も多い。
そういう点では悪くないのだが、もっと他に語るべき事はたくさんあるのにそれをVol2に回してこれ、というのは、構成に失敗してるんじゃないか?という気はする。
自分個人としては役に立ったので良し。
7
:
karino2
:2015/09/25(金) 10:18:51
8章読み終わり。セキュリティ。
割と詳しく書いてあって勉強になるのだが、なんか肝心の所が抜けてる感じで不完全燃焼。
例えばapp_processの権限回りとかは中核のはずなのにそこの具体的な話が何故か無い。
リファレンスは多いし過去のexploitの類も良く調べていそうで十分に知識はありそうに見えるのだが、、、
セキュリティ全般にもちゃんとした知識があって、良く書かれた本、という印象は受ける。
root化回りの話はこれまでの章でだいたいどうやるかは理解出来てるのだが、この章は思ったほど具体的には議論しない。あくまでセキュリティという側面が中心なので当然といえばそうなのだが、最後までそこをしっかり扱う章が無い、というのは、パワーユーザー向けというVol. 1の対象読者を思うとやや納得が行かない。
セキュリティに関しては、やはり本格的な専門書が別に必要という事とは思う。そしてその本の紹介はある(Android Security InernalsとAndroid Hacker's Handbookという本)
それはそれで納得ではある。
ただ読み終わった時に「よし、だいたい分った!あとは必要になったらそこを調べればいいや」という感覚がいまいち得られなかった。
なんかネガティブな評価になってしまったが、類書は無いし公式ドキュメントよりははるかに詳しいので、とても有意義な本とは思う。
8
:
karino2
:2015/09/25(金) 10:44:10
ブログ転載も兼ねて全体の感想を。
まず類書の「Androidのなかみ」に比べると、ずっと広い範囲をちゃんと扱っている。
水増しされてる感じもなく、こちらの方が本の体裁ばずっと整っている。
また、ソースコードがほとんど出てこないが、実際に動かしてみるコマンドなどが良く出てきて、手元でちょろっと同じコマンド動かしてみて結果が見れたりして面白い。
これはソース読みはいつも挫折しちゃうライトな層でも読めるように書かれている、という事だと思う。
多分その試みは成功している。
リファレンスとしての機能もまぁまぁ持っていて、関連する所の機能の一覧を眺めて自分の知りたい事を探す目的で使えるようになっていると思う。
一通り読んだ後は、手元においておいて必要になったら見直す、というような使い方が出来るし、そういう使い方が出来そうなこの手の本はこの本しか存在しない。
全体として、この分野の本は存在しないのでとても意義がある本だと思った。
ただ、その分期待値が高くなりがちで、それは満たしていない。
まず、最初のVol. 1はThe Power User's View、というサブタイトルがついていて、その名の通りの内容となっている。
その副作用として、重要なコアとなる部分がVol. 2以降、となって扱われていない事が多い。
その結果、Vol. 1は中途半端な残りカスみたいな内容の章が結構ある。
Vol. 1だけ読んだ時に得る物が少ない。
これならプログラマ向けに書かれた物を単純に分量で三分冊にしてくれる方が読んだ部分についてはマスター出来るからマシだなぁ、と思った
一冊で全部解説するのは不可能なのは当然なのだが、その分け方がいまいち、と思った。
9
:
karino2
:2015/09/25(金) 10:56:30
操作ミスで途中で投稿してしまった(^_^;)
分け方に疑問がある、という話続き。
目次を読んで期待したほどは中の事に詳しくなれなかった。
こんな中途半端な解説する位ならもっとトピックを減らしてちゃんと解説して欲しい、と思う章が、特に後半多い。
4, 5, 6章は不満の多い内容で、これならVol. 2で解説するという事でバッサリと削ってしまう方がマシだった。
そしていろいろと肝心な所をVol 2に回しまくってるのだが、結果として
「Vol 2は本当にちゃんと一冊の本に収まって良い本に出来るのか?」
という疑惑が湧いた。
Vol 2を本当に見てみるまでは「Vol 2でちゃんと扱うからVol 1はこれで良い」とは言いづらい。
あといろいろな所で「これはiOSの後追いだ!」という主張に出くわし、そして向こうが真似た要素は特に触れられない。トピックの選定的にそうなってる部分があるが、逆に言えばiOS的な視点でAndroidを分析するトピックの選び方になってる気がする。
何はユーザーレベルで差し替え可能か?とかが出てこない。
そしてオープンに対する愛やバイトコードに対する愛を感じ無いから、読んでてちょっと悲しい。Appleが全てを握るデメリットは多くあると思うのに、メリットばかりに焦点が当たる。それはAndroidの本としてはどうなの?
いろいろ不満はあるが、この分野について書かれた本はほとんど無いし、その中では最も総括的に書かれていて、とても意義ある本だとは思う。
Vol 2とVol 3も是非読みたいので、困難な仕事だとは思うが頑張って書いて欲しい。
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