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【1月8日4限 意見・感想】

1 : 三浦光太郎 :2026/01/08(木) 16:20:38
授業に出席された方はこちらに意見・感想を書き込んでください。
なお、こちらに書き込むことで出席とみなします。〆切は9日(金)23:59 までとします。
これを過ぎると出席点に加算されませんので、〆切厳守でお願いいたします。
3回生の報告に入りましたので、以下の条件での書き込みをお願いいたします。
*報告者2人分(1コマ分)で1投稿 ・報告順に従い、
 ①―さんへ  
 ②〜さんへ と宛名を明示してから本文を書き込む。


2 : 下山菜々子 :2026/01/08(木) 16:36:57
岡田さん
報告お疲れ様です。4回生の下山です。
 陸軍視点から、兵式体操と軍事教練への継承という文脈で研究している人物として、
・奥野武志さん
・木下秀明さん
・遠藤芳信さん
などが挙げられると思います。これらの人物は、陸軍ベースではありますが、文部省と陸軍省のどちらが兵式体操・軍事教練を進めていったのか、という内容で述べています。
 また、文部省の構造の理解をするものとして、松谷昇蔵さんの文部官僚に関する論文がわかりやすくておすすめです。(桂さんから指摘のあった、教育畑と文部省の違いも明らかになると思います。)
 学校で見られるおすすめの史料としては、「岡田良平関係文書」です。修学館にあります。
あとは憲政史料室に文政審議会メンバーの資料もいくつかあったと記憶しています。
 文政審議会の複数のメンバーに焦点を当て、さらに陸軍側も見るとなると、とても大変な作業になると思います。視点を定めて進めていく必要があると思いました。
 私も2年前、全く同じテーマで研究を進めようとして、文政審議会の複雑さとフォーカスする人物の難しさにより挫折しました。なので応援してます!頑張ってください!!

西村さん
報告お疲れ様です。4回生の下山です。
桂さんからのお話にありましたが、先行研究との差異が見出せない報告だったと思います。
田中二郎、田中耕太郎、南原繁の思想の列挙に留まっていると思いました。
さらなる考察が必要だと思います。
頑張ってください!


3 : 泉晴輝 :2026/01/08(木) 17:14:58
報告お疲れ様です。四回生の泉です
① 岡田君へ
先行研究整理も分厚く、観点も面白いと思いました。前置きが長すぎて史料を全然読むことができなかったのが残念ですが、正直次の報告で今日の、はじめに・先行研究整理・問題意識をそのまま引用しても良いレベルだとは思いました(今後の展望次第なのでそれによって変更は加えないといけませんが)
また、小林君が史料4と永田鉄山の関係性について質問していましたが、私も全く同じことを思っていました。そのときの質問に対する岡田さんの回答で納得したのですが、本文か脚注で、使っていた史料4と永田鉄山との関連を記述するべきです。
また、三浦君からバーデンバーデンの密約の話が出てきました。この密約はドイツのバーデンバーデンで行われた密約ですが、これは第一次世界大戦当時、現地でリアルな国家総動員を見た永田鉄山・岡村寧次・小畑敏四郎の三人の軍人が、日本における総力戦体制の在り方について論議した会議です。永田以外の岡村・小畑が文部省について何か言及しているかは知りませんが、総力戦体制についての意見や行動がある程度一致していたのは確かです。そのため、永田だけでなく、一夕会のメンバーの中でも特に岡村・小畑の総力戦体制に関する言説を調べる中で、もしかすると文部省との関連もわかるのではないでしょうか。この三人は結局昭和期に陸軍党内派閥の関係から対立するに至りますが、少なくともそれまでは同グループに所属していたと考えられるので。
やるべきことは多いですが、問題意識・観点は非常に面白かったです。これからの研究を頑張ってくだいさい!

② 西村君へ
報告お疲れ様です。4回生の泉です。
うろ覚えではあるのですが、前回の報告からどう進展したのかがよくわからなかったです。先行研究整理と終わりに、今後の展望が前回からあまり変わっていないような気がしました。そして、その先行研究も、読み込みと批判が浅いなと感じました。言い方は悪くて申し訳ないのですが、全体としてパッとしない感は否めないなと感じました。
鬼木君の「研究入門レベル」という言葉は少しいいすぎな気もしますが(笑)。ただ、鬼木君は普段そういうことはあまりないので、焦った方がいいと思いますよ。
あと、いかなる理由があるとはいえ教授陣に研究相談はしましょう。そうでないと研究がはかどらないので。教授に相談するための時間は自分で作るものですよ。
頑張ってください。


4 : 渡辺結大 :2026/01/08(木) 17:36:16
報告お疲れ様です。3回生の渡辺です。

①岡田さんへ
 青年団に関して、史料を元に概要を掴むことができ、大変勉強になりました。先行研究の分析が量も質もしっかりしていて、岡田さんのオリジナリティがどこにあるのかが非常にわかりやすかったです。史料の特性や研究の手法によって時間がかかる分野だとは思いますが、頑張ってください。

②西村さんへ
 今回の報告を聞いて、教育勅語が戦後の教育改革の中でどのような位置付けであり、関係者がGHQと国内のさまざまな勢力との兼ね合いにおいてどのような点に苦慮していたかを知ることができました。特に、アメリカが教育勅語の理念に限定的ではあるものの一定の理解を示していたことを初めて知り、勉強になりました。これからも頑張ってください。


5 : 片岡巧月 :2026/01/08(木) 17:38:21
報告お疲れ様です。4回生の片岡です。
①岡田さん
内容がかなり難しく、本質的なことが言えていなかったら申し訳ないです。
まずレジュメの見やすさという点では、史料がいつのものかは注記した方が分かりやすいと思います。それで年代が分からずかなり混乱してしまいました。もう一つ、表記的な面で個人的に引っ掛かったのは「翼賛機関のような側面」という表現をこの時代のものに適用していいのか気になりました。細かいところですみません。
史料調査の難易度が分からないため、詳しい内容に踏み込みづらいですが、複数人に焦点を当てる場合は相当な時間が、誰かにフォーカスするにしても早めに決めないと時間が足りなくなると思います。
どのルートでも相当な作業量が必要になると思うので、頑張ってください。

②西村さん
報告の方向性が不明瞭だと感じたのは質問の通りです。次に何が見たいのか、最終的にどこに着地したいのかという部分は早急に考えた方がいいと思います。
今回の旧法に関しては先行研究との違いが見えづらかったので、進めるなら別の視点が必要だと思います。転換点を見たいのであれば、早急に史料の当たりをつけないと厳しいですし、先行研究も旧法関連が多いので再度リサーチが必要になってしまうかと感じます。
かなりの労力が必要になると思いますが、研究相談も活用して指針を決めていただければと思います。頑張ってください。


6 : 鈴木琴葉 :2026/01/08(木) 18:02:28
発表お疲れ様でした。4回生の鈴木です。

岡田さん
幅広い分野の先行研究を丁寧に整理しており、オリジナリティの示し方も明確で、ボリュームが充実していながらも要点を掴みやすい発表となっていると思いました。学校教練においてどこに重点を置くのかという対立構造があったものの、全体の認識として国防的性質に対する理解が広がっていた点が、複数史料で示されており興味深かったです。

西村さん
教育勅語に関する日米の考え方の違いは大変興味深かったです。米国も評価をしつつ、新しい教育に不適切であるという考えが示されているのに対し、ここで示されている日本側の考え方ではこの段階でも取り扱いを変えて継続して使いたいと考えている部分が対比的でしたが、こちらは日本側内部では否定の声はなかったのかという点が気になりました。大変ではありますが、テーマの見方を考えつつ、先生方への相談も積極的に行っていくと良いかと思います。


7 : 三好瑠斗 :2026/01/08(木) 19:04:43
①岡田さん
報告お疲れ様です。3回生の三好です。
文政審議会の外で将校・官人レベルの個人間で利害調整が進んでいた可能性について、理解が深まりました。
ただ、公開会議外の資料の不足、また、各関係人物の属性が整理されていなかった点などをもったい無く感じました。
個人的には、山川・関と江木・阪田の対立構造について興味深く感じたので、議員の教育思想には政治的意図が含まれていなかったのか(枢密院・議員vs国務大臣の構図のため)などについても余力があれば調査いただきたいです。
研究目的が明確な分、史料の広がりに根負けせず頑張っていきましょう。

②西村さん
報告お疲れ様です。3回生の三好です。
旧教育基本法の制定過程に関与した人物の思想を理解することができました。
ただ、古野氏の田中二郎・南原繁論をこえる思想的背景や議論記録についての資料が不十分である点に課題があると思いました。
先行研究の小括として、自身の研究差別点が示されていないのも大きいと思います。
質疑応答でも述べましたが、制定過程の主体は定義が難しく、揚げ足をとる論にならないように新視点を発見するためには、範囲をより限定し、教育勅語の扱いやGHQへの受容の姿勢についてを比較するなど、関係者の思想対立について整理していくことが重要だと感じました。
新教育基本法に範囲を広げるよりは、旧教基に軸足を置いて深める方が個人的にはやりやすいのではないかと思います。
研究のオリジナリティーが見つからず苦悩することもあると思いますが、共に折れずに頑張りましょう。


8 : 西村時宇 :2026/01/08(木) 19:52:48
報告お疲れ様です。三回生の西村です。

①岡田くん

率直に先行研究整理の分厚さに驚嘆しました。加えて独自性も丁寧に示されていたため、岡田君の研究の進む先が克明に見通せるような発表だったと思います。
文政審議会の外で利害調整が進んでいたかもしれないという考察は、非常に興味深かったです。
何処に重点置くかで対立していたにも関わらず、国防的な性質に対して理解があったというのも、複数史料から分かり大変勉強になりました。
史料の量的にも尋常じゃない作業量だと思いますが、応援しています。頑張って下さい。

②西村

報告者の為割愛。様々なご意見・ご指導宜しくお願い致します。


9 : 内藤貴也 :2026/01/08(木) 20:31:12
報告お疲れ様です。4回生の内藤貴也です

①岡田くん
他の人も指摘されていますが、先行研究整理や研究の立ち位置など、レジュメのボリュームや史料のボリュームもあったので作業量や熱意が伝わってきました。それが空回りして、肝心の本文に
割ける時間が少なくなってしまったのは少し残念でした。卒論でも、文字数等の制限はありますので、自分が本当に伝えたいこと、話したいことは何なのかを再度整理することで、もっと伝わりやすく
なるだろうと思いますので、整理してみてください。内容に関しては、質疑応答で述べたとおりです。オリジナリティに個人間のやりとりをあげるのであれば、それが見られるような史料にあたることは
必要不可欠だと思います。日記や書翰があるといいのですが、史料的制約もありますので、どこまで掘り下げるかは先生方と相談してください。
防衛研究所には、回想録や日記と言ったものがあります。研究に該当する人物のものがあるかは不明ですので、一度、公開史料一覧からあたってみてください。

②西村くん
質疑の際に、先行研究との差異を聞かれた時に答えられないようでは、進展があったとは言い難いと思います。いずれにせよ、先行研究を今一度整理しなおし、自分の研究の立ち位置を
先生方と相談しながら決めた方が良いと思いました。また、現在の日本において、GHQやアメリカの関与というのは、否定しきれない面があると思います。新旧の教基法を比較するなら、
その点も踏まえつつ分析することが必要になると思います。厳しい意見が多くありましたが、私は4回生の春からテーマを変えて報告し、卒論を書き上げました。
先生方の力を頼りながら、真剣に取り組めば、まだまだ間に合う時期だと思いますので、心機一転、頑張ってください。


10 : 塩野崎日菜 :2026/01/08(木) 22:53:50
報告お疲れ様です。3回生の塩野崎日菜です。

①岡田くん
とても重厚感のある報告で、先行研究や扱っている史料がとても多く、研究に対する熱意を感じました。あまり専門的なことは言えないのですが、意見としてあった通り一夕会のメンバーなどはこれからみていくといいのかなと思いました。私の研究と分野は異なりますが、時代やみているものが近いのかなと勝手に感じていました。作業量の多い研究になると思いますが一緒に頑張りましょう!

②西村くん
教育勅語に対するアメリカの考えを初めて知り、またその日本との差異も興味深いなと感じました。研究のオリジナリティを見つけていったり、これから史料集め等作業が多くなると思いますが卒論に向けて一緒にがんばりましょう!


11 : 山内葵生 :2026/01/09(金) 00:46:38
報告お疲れ様です。4回生の山内です。

岡田さんへ
先行研究の分類や自身の研究の位置づけをされており、オリジナリティまで考えられていてすごいなと思いました。
その分、史料から組み立てられている論理が少し雑に感じてしまう部分がありました。
質問でも指摘されていたところですが、文政審議会の審議内容で個人間の意思疎通や融通を読み取るのは少し無理があるのではと思います。日記や手記などが出てくればと願っております。
ただ、視点自体や論点は凄く面白いと感じました。来年の卒論提出に向けてより良いものになるよう頑張ってください!

西村さんへ
他の方も触れている通り、先行研究との差異はこの時期から意識して明文化させていた方が後々楽になるのかなと思いました。
厳しい意見も出ましたが、みんな意地悪で言っているわけではないですし、先生方も協力してくださるのであと1年頑張って良い締めくくりができることを願っております。
教職やその他進路についても大変な時期だとは思いますが、頑張ってください!


12 : 岡田翔瑠 :2026/01/09(金) 01:19:20
西村さん

報告お疲れ様です。3回生の岡田です。

質疑でもありましたが、はじめにでおっしゃられていた「歴史学的に位置づけ」という言葉を、西村さんの研究の中でどのような意味で使っているか(使う予定なのか)をもう一度考えてみることが大切だと思いました。
また、自分も戦前ではありますが教育関係の分野なので教育に関する先行研究はいくつか目を通しましたが、やはり先行研究が分厚いと感じています。教育基本法は歴史の教科書に出てきたり、教職基礎科目で出てきたりしており、研究の切り口によっては研究をしようと思ったところが教育史の中で既に定説化してしまっているようなことも多々あると思います。その中から自分の研究の余地を見つけるためには、基礎的なことではありますが丁寧な先行研究整理が欠かせないと思います。こちらも質疑の際に話題になっていましたが、教育史研究におけるひとつの山場である2006年前後の文献が、参考文献リストを見たところ少ないと思ったので、まずはそのあたりの先行研究から読み込むのが良いと思いました。

私の研究も先行研究が分厚い分野なので、自分の研究の意義やオリジナリティを考えるときに自信を無くすことが多々あります。
文献や史料の多さに負けないように、一緒に頑張りましょう!


13 : 榊原宏紀 :2026/01/09(金) 16:19:20
報告お疲れ様です。3回生の榊原です。

①岡田くんへ
先行研究整理や研究のオリジナリティがしっかりとされており、とてもボリュームのある報告でした。学校における教練に関し、社会に対して軍部主導か文部省のどちらが主導しているように見せるかの審議において、発言主たちのそれぞれの考え方が見ることができ印象的でした。
ただ、他の人も書いておられますが、個人間での意思疎通を確認するには当事者同士の日記などを確認しないと見えてこないのではと思いました。
日記の調査は難航するかもしれませんが、研究の論点がしっかりと定まっていらっしゃるので、これからも頑張ってください!

②西村くんへ
教育勅語に対して米国側の考えとして、単に戦前のものであるからと批判するのではなく、一定の評価をしつつも廃止すべきとの意見を出していたのは印象的でした。
質問でも言われておりましたが、やはり先行研究との差異を見つけていくことが重要だと思います。まだ確認できていない史料があるとのことなので、それを確認しつつオリジナリティを見つけていくのが良いのではないかと思います。
お互いに大変な状況ではありますが、一緒に頑張っていきましょう!


14 : 鬼木翔大 :2026/01/09(金) 16:57:40
報告お疲れ様でした、4回生の鬼木です。
32年に渡る山崎ゼミの正規報告としてはこれが最後のものになるということで、少しばかり多く書きます(笑)

以下、長文失礼します。

【岡田】
  青年訓練所令を研究におけるひとつの帰結点として捉えたうえで「総力戦体制」・「国民統合」・「教育政策」について横断的に扱おう試みている点、および「軍事史」・「教育史」の二者を分断的に解釈することなく、省庁横断的かつ個々人における関係性のレベルでも捉えようとする姿勢は岡田研究のオリジナリティの方向性として十分に評価がなされるのではないかと思われました。三浦・泉・下山諸氏をはじめとして既に多くの情報提供があったものと思われますので、ここでは報告を聞いたうえで鬼木個人が感じた今後の改善点ならびに修正が必要になってくるであろう点などについて少しお話しします。
  まず、報告の最後にあった「審議の外で将校・官人レベルの個人間で利害調整が進んでいた可能性」という仮説についてですが、これは非常に魅力的ではあるものの、やはり核心となるような史料の不足という観点から、現状においては、まだ状況証拠の積み重ねの域に留まっている感が否めないように思われました。故に「永田鉄山による言及」や「文政審議会の形式的翼賛性」という部分から、「裏側(文政審議会の外)で調整があった」というような結論付けを行うには、些か論理的飛躍が見られるという指摘がなされます。この部分で意識しておくべき点としては、(1)「裏側(文政審議会の外)で調整があったこと」と、沢柳政太郎が言及するところの「文政審議会が実質的な追認機関であった(形式的翼賛性を有していた)こと」は必ずしも等号関係ではないということ。(2)「政治的妥協・譲歩(諮問第四号における反対派の動向に顕著)の結果として、文政審議会の場においては賛否両派の対立が抑制されていた可能性」や「制度的特質として、文政審議会が元来そのような性格(翼賛性)を有していた可能性」とは区別して考える必要があること。この2点が主であると考えられます。
  また、岡田研究のもうひとつの特徴でもある「将校・官僚における個々人的な関連」に関する部分についても、「《どのような史料を用いて》・《どのレベルまで》・《どのようなことが指摘できれば》、連関があったということができるのか」・「この史料からは本当にこの考察が提起できるのか」などというようなことを常に考えておかなければなりません。現状ではこうした部分にまだ曖昧な感があります。例えば【史料4】においては宇垣-岡田間において兵式訓練の推進がまとまっていたとする言及がなされていましたが、これは伝聞・実体験・回顧(他にもまだあるでしょうが)のどれにあたるものなのでしょう? こうした部分の詳査・検討がいわゆる「史料批判」と呼ばれるものになります。今後は書翰類や日記類などといった膨大な史料に挑まなければならなくなります、方法論的なものとしてこれらは意識しておかれるとよいかと。
  文政審議会の翼賛的性格に関する評価や1920年代〜30年代にかけての「翼賛体制」に関する歴史的な文脈の差異、総力戦体制準備という枠組の射程範囲などまだまだ他にも詰めていかなければならない部分はありますが西村の分も書かなければなので、ここら辺で。また気軽に相談にでもおいでませ!(笑)

【西村】
  質疑の際には少々圧強めでいってしまいましたが、やはり私個人の真意としては泉・山内両氏の掲示板書き込みにある通りです。(年一くらいで質疑の際に語調強めな風になる回があるのですがこれは個人的な感情だけでやっているわけではなく、本心から勿体無いと思っているからこその行いです。以前も某先輩に対して比べものにならない程(ここではマジで書けないレベル、詳細は4回生の誰かにでも)の酷い言動を取っていますのでどうか悪しからず。そう考えると私は可愛くない後輩だったでしょうねぃ笑)
  さて、研究の内容に関していえば、早急に取り組むべきは「先行研究整理をする」・「テーマをもう一度見直す」などではなく、「その仕方を覚える」ことだと個人的には思われます。つまりそれらの前段階から丁寧に向き合うべきです。今回の報告を見る限り、先行研究に対する言及は全て「検討が十分とは言えない」・「言及が乏しい」・「考察が不十分」など、批判という批判ではなく、言ってしまえばただの「当て付け」程度の極浅い指摘に留まっています。勿論そのような指摘も研究動機としては十分なのですが、逆を返せばそうした研究者たちが研究の末に見いだせなかった要素がそれらなのかもしれません。浅い先行研究整理はそれらを自ら進んで拾いに行くことの要因になるやもしれませんし、そうなれば研究を始める以前の問題性が指摘されうるのではないでしょうか。「とにかく史料を集めなければ」・「どこを捨ててどこを残すべきなのか」・「テーマはこれでいいのだろうか」などとあれこれ考える前に、もっとやるべきことを見つめ直す眼を大切になさってください。以下ここまでの参考文献です。

◾️松沢裕作・高嶋修一編『日本近・現代史研究入門』岩波書店、2022年。

  最後にひとつ、激励を兼ねて書いておきます。西村がよく私に対して口にする「鬼木さんと自分は根底でよく似ている」というあの言葉、割と大嫌いです(爆笑)君が、というより君たちが思っているほど鬼木は研究ができるわけでもなければ、4回生の中で頭ひとつふたつ秀でているわけではありません(謙遜とかじゃなく歴とした事実です)。んなこたぁ、集団幻想です。良い病院を紹介して差し上げます(笑)憧れや尊意を持ってくれるのは嬉しいことですが、ど〜せならもっと上を目指そうじゃあありませんか。
  ただ一方で、学部・大学院での痛烈なご批判・ご指摘を受けたり、ゼミ内部で後ろ指刺されたりといった逆境の中、鬼木が不屈・孤高の精神でこの一年をやってきたのもまた事実です。そうした姿は西村をはじめ、多くの子らが知っているでしょう。それを踏まえてもう一度よく先の言葉を吟味してみてほしいのです。いまの西村と一緒にしてもらっては困るのが明らかだと思います。ただ、だからこそ言いたい。いつかその言葉を鬼木に納得させることができる日が来るまで、ひとつ試しに必死こいて喰らい付いてみてください。
  「気力に缺(か)くるなかりしか、努力に憾(うら)みなかりしか、不精に亘(わた)るなかりしか」、これは鬼木が研究をするうえで大切にしている座右の銘の一部分です。長くなりましたが、期待と激励、そして少しばかりの「言い過ぎちゃってごめんね笑」をこめて終わりにします。


15 : 三浦光太郎 :2026/01/09(金) 17:28:38
報告お疲れ様です。4回生の三浦です。

岡田くんへ
「はじめに」や「先行研究整理」「問題意識」は、報告レジュメ的にはやや紙幅を割きすぎた感は否めませんが、卒論を見据えた内容であり、充実していたと思います。
質疑応答の際にも申し上げましたが、永田鉄山や陸軍の総力戦体制を分析するには「一夕会」の存在は見過ごせません。この会合は、バーデンバーデンの密約(密約の内容については泉くんのコメントに譲ります)を交わしたメンバーを中心に結成された組織です。陸軍士官学校14期から25期生が中心で、主なメンバーは以下の通りです。

河本大作(14)、永田鉄山(16)、小畑敏四郎(16)、岡村寧次(16)、板垣征四郎(16)、東条英機(17)、山下奉文(17)、石原莞爾(21)、鈴木貞一(22)、牟田口廉也(22)、武藤章(25)、田中新一(25)
※()内の数字は期

以上が有名どころであり、比較的史料は残っているのではないかと考えられます。次に文政審議会についてですが、文部省の管轄=文政審議会と認識しているように思われました。文政審議会は副総裁こそ文相でありますが、総裁は内閣総理大臣であり内閣直属の機関です。文部省からは独立した機関であることを意識すれば、各人の答弁の意図がまた違った角度から見えてくるのではないでしょうか。
卒論まであと一年もないですが、頑張ってください!応援してます!

西村くんへ
旧教育基本法の制定過程にGHQが関与しているかどうかですが、短絡的ではありますが、その前提がGHQによって作られたものであるので、十分に関わっていると言えると思います。前文には「日本国憲法の精神に則り…」とあり、法の前提は当たり前ではありますが、日本国憲法です。そして、その憲法でさえGHQ草案(マッカーサー草案)の影響を大きく受けています。(これは、雑な推論ですが)
実際に、GHQには民間情報教育局というものがあり、第二次世界大戦後の日本占領期において、軍国主義的な教育を排除し、民主主義的な教育制度を確立するために、日本の教育改革をリードしました。四大教育指令を発令したり、アメリカ教育使節団が来日したりするなど、アメリカ(GHQ)の日本戦後教育への影響が多大であったことは火を見るよりも明らかだと思います。因みに、「米国教育使節団報告書」は文部科学省のHPで全文が閲覧できます。一読するべきです。このようなインフルエンサーがいたなかで教育基本法が制定された、ということを強く意識したほうがよいでしょう。
卒論まであと1年ないですが、まだまだ研究の余地はどこかにあるはずです。あると信じて探し続けるしかありません。しっかりと先行研究を読み、史料と向き合い、先生方に相談し、同期などと協力しあいながら頑張ってください!応援しています!


16 : 上殿浩明 :2026/01/09(金) 21:56:39
報告お疲れ様でした。4回生の上殿です。
①岡田さん
レジュメの分量、史料の数から、作業量の多さを感じました。また、論としての組み立て方、自身の研究における位置づけがわかりやすく、すばらしいと思いました。
仮説である審議の外において、個人間で利害調整が進んでいたことを強く裏付けるには、より個人関係が見える私的な史料を当たることが必要があると思います。さらに、作業量が多くなるかと思いますが、頑張ってください。

②西村さん
多くの方がおっしゃっている通り、西村さんの研究と先行研究との差異が見えなかったかなと思います。
また、私が西村さんの研究分野に対して知識が乏しいので、間違っているかもしれませんが、学者に注目すると教育思想などの教育学的な先行研究に回収される危険性が高いと思いました。そこから抜け出すには、先行研究とは異なる論、軸を立てる、もしくは、対象を学者から変えることが必要かなと思います。個人的には、前者が相当難しいように思えるので、後者の方が好ましいと考えます。対象を特定の政治家、政党などにし、その人、そのグループからみた旧教育基本法のような研究も一案なのかなと思いました。頑張ってください。


17 : 白川凜太朗 :2026/01/09(金) 22:48:04
報告お疲れ様です。3回生の白川です。

①岡田さんへ
大正時代の青年訓練所の設置に関して、史料の中の発言などから当時の諮詢会議に参加していた陸軍、文部省、教育関連などの人々の考えが読み取られており、どのような過程を経て訓練所設置に至ったのかが分かりやすかったです。また、小括や研究における問題意識の長さから先行研究整理やオリジナリティなど詳細な部分まで詰めているように感じました。

②西村さんへ
旧教育基本法についてどのように成立したのかを制定に携わった人々の視点から見ており、各々がどのような考えの元で教育基本法成立に関わったのかが見れて分かりやすかったです。また、教育勅語に対する考え方や運用の仕方で不要と必要のふたつに別れていたことが、普遍的真理を説いているにも関わらず戦前に国家主義的な教育に使用されたため扱いに困るという当時の葛藤が見れて面白かったです。


18 : 小林祐惺 :2026/01/09(金) 23:23:14
報告お疲れ様です。3回生の小林です。
➀岡田さんへ
青年訓練所の設置について、関係機関が陸軍と文部省の二機関に渡る点、学者や官僚だけでなく派閥まで考慮して捉えないと見えない全体図を上手に整理できていると思いました。会議での裏合わせの証拠を取るとのことでしたが、その会議の議事録や人物の日記だけでなく、それをつないでいた可能性の或る官僚の動きが気になりましたが、これは私の純粋な疑問で、いまの、全体像のまま進めて頂ければと思います。
②西村さんへ
授業法の時から思っていましたが、物事に対する関心と疑問においては鋭い着眼点を持っていると感じています。しかし、そこの言語化があいまいだったために今回浮ついたような発表になってしまった印象を受けます。最終的に(旧)教育基本法の意義に迫るのか、現行教育基本法を見るのかで見るべき年代を絞ればだいぶやりやすくなると思います。頑張ってください!


19 : 仲澤美桜 :2026/01/09(金) 23:25:32
報告お疲れさまです。3回生の仲澤です。

①岡田さんへ
 研究内容に共通する部分もあるのかなと思いながら、興味深く聞いていました。先行研究などもしっかり読み込まれているのを感じてすごいなと思いました。総力戦体制でいうと臨時軍事調査委員会が第一次世界大戦について、実際に外国へ派遣されているので、その委員会も永田鉄山と並行して調べてみると何かわかるのかもしれないと思いました。
 これからの作業も大変かもしれないですが頑張ってください!

②西村さんへ
 戦後の教育についてあまり詳しくないのですが、質疑応答などであったように先行研究との差異が少し見えにくかったのかなと思いました。先行研究を読み込むことと、史料の調査は大変かもしれませんが、これからも頑張ってください!


20 : 橋本明日香 :2026/01/09(金) 23:52:54
報告お疲れさまでした。4回生の橋本です。

①岡田さん
丁寧な先行研究整理とそれに基づく方向性やオリジナリティーの決定がレジュメに表れていて努力が伝わってきました。報告の時間の都合上、最後が駆け足になってしまいましたが、4回生からは時間が多くなるのでレジュメの量はこの調子で増やしていってください。これからも応援しています!

②西村さん
厳しい意見になってしまいますが、今後のためになればと思って言わせていただきます。桂さんと同じく、金井さんと古野さんの研究との差異が見いだせませんでした。また、論文からの引用なのか、史料から導いた西村さん自身の考察なのかわかりにくい部分が多々あったので、しっかりと脚注をつけることで明記した方が良いと思いました。また、史料と考察に関連性が見いだせない部分が見受けられました。ご自身の考察なのか、はたまた論文の受け売りなのかな?と思ってしまいました。頑張ってください。


21 : 三谷駿 :2026/01/09(金) 23:59:01
報告お疲れ様でした。4回生の三谷です。
①岡田さん
前回同様の圧倒的分量から、作業量の多さをうかがい知ることができました。レジュメを見た印象ですが、難しい用語が多かったり表現を簡潔にした方が良い箇所が多くありました。これは卒論を書く上で重要なので、お忘れなきよう。しかしながら、軍縮世論のなかで総動員体制確立のために動いた陸軍と文部省の連携が詳らかに示されていて、非常に興味深い内容だったと思います。まだまだ様々な資料を見るなど作業も多く残っていると思われますが、これからもとことん資料と勝負し続けて欲しいです。今後とも頑張ってください!日程など想定外の事態の中、お疲れ様でした!

➁西村さん
途中退席してしまった為、質問・感想についてお話できなかった疑問点をここで書かせていただきます。はじめにでも書かれていたような、旧教育基本法の「準憲法的」性格が具体的にどの部分を指しているかがよく分かりませんでした。また、田中耕太郎の見解への考察部分についても理解が難しかったです。考察部分に関しては、西村さんの主観が強く含まれていたり、先行研究からの言葉の受け売りをそのまま受けていたりした印象が強いように感じました。他の方々も書いていますが、早急に教員の方々とも相談の上、研究方針を確定させることが急務ですので、しっかりと方針を打ち立てた上で、次回報告に臨んでいただけたらと思います。


22 : 福田敬知 :2026/01/10(土) 00:06:56
報告お疲れさまでした。4回生の福田です。
岡田さん
陸軍と省庁の関係性については、総力戦確立に向けた協力という見方の他にも、パワーバランスによる互いの牽制も視野に入れてみると、史料批判の幅も広がり、新たな視点が見つかるかもしれないと思いました。

西村さん
元々、新法の方をやろうとしていたとのことで、そこから突き詰めた結果、思わぬ旧法の研究に行ってしまったのならば、本来やりたかった原点に戻ってもいいと思います。


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