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コルベ神父様
3
:
カトリックの名無しさん
:2016/01/12(火) 22:38:27
◆ 聖マキシミリアノ・コルベ(ステファノ・マネッリ神父著)
第2章
--熱心な青年--
14、永遠の都で
修練期の年が終わるとすぐに、ブラザー・マキシミリアノは彼の短大の勉学を続けるためにクラコウの熾天使神学校へ送られた。もう1年が過ぎた後、彼の管区長の神父が彼を喚び出し、かれに次の選択肢を与えた:「君はここポーランドで君の勉学を続けることを選ぶか、それとも哲学と神学の博士号を取るためにローマの国際的な大学に行きたいかね?」
マキシミリアノのすばやい答えはこうであった:「私の貧弱な健康のことを考えますと、私はローマの大学で博士号を取ろうと試みることよりはむしろポーランドで勉学することの方を選びたいと思います。
彼にローマへ行く機会を取り下げる気にさせたもう一つの秘密の動機があった。彼はマドンナによって彼に約束された白い冠を熱心に守ることを欲していた。彼は自分の清純な純潔に対して恐れを持っていた。なぜこの恐れを持っていたのか?なぜなら、不幸にもローマはポーランドのブラザーたちの間では好ましからざる評判を持っていたからである。そこには堕落や公の不道徳の話があった。そこには誇張があった。しかしブラザー・マキシミリアノはキリスト教的節度が支配的であったクラコウのより安全な環境の方を選んだのである。
管区長の神父は彼に機会を取り下げないように説得したが成功しなかった。それで彼はブラザー・マキシミリアノの名前を永遠の都へ割り当てたブラザーたちの名簿から削除した。
しかし翌日ブラザー・マキシミリアノは彼の管区長神父に会うために戻って行った。彼の上長にまで決定を残さなかったことに対する後悔が彼の心の平安をかき乱した。彼は言った:「神父様、昨日私は自分自身の個人的な望みを表明しました。そしてごめんなさい。私は今あなたの望まれることを私にさせるようにあなたにお願いします。なぜなら、私はただ従順を実践したいだけだからです。」
「それでは君はローマに行くことになる。」管区長神父は微笑みながらそう言った。そしてブラザー・マキシミリアノの名前を他の者たちの名前のリストに戻した。
http://www.d-b.ne.jp/mikami/kolbe02.htm
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