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ダンナのウツは私のせい?[Kindle版]

1夫ラブ:2014/05/29(木) 05:12:11
書籍の内容と同じく、夫がうつになってしまった妻です。

作者が言っているように、「うつ病」というものに、偏見と誤解を招く一面はあると思います。

しかし、登場する「ダンナ」が自分の夫と同じ「うつ病」とはとても思えません。

むしろ、もともと人格に問題を抱えている「ダンナ」が、うつ病のフリをして、好き放題やっているように見えます。

この本の作者は、ブログで後日談を連載中なのですが、そちらを読んでいると尚更そう思えます。

作者によれば「ダンナ」は「うつ病」を自称するようになって、急に人格が変わったということです。

ですが、それ以前から浪費癖があったことからも、単純に性格上の問題を抱えていたと思えます。

林公一著の『擬態うつ病 (宝島社新書)』『それは、うつ病ではありません! (宝島社新書)』等によれば、境界型パーソナリティ障害等の患者が治療を拒否しないように、医者が表向き「うつ病」であるかのように扱うことは多いそうです。

私にもこの「ダンナ」はそのケースと同じではないか、と想像せざるをえません。

そういった背景知識さえあれば、この漫画を読んでうつ病を誤解することもないでしょう。

出版社もそう考えたらしく、前述の林公一氏によるQ&Aを添えて、フォローを試みています。

しかし4コマ漫画という気楽さに惹かれて読んだ人が、果たしてそんなとこまで読むか疑問です。

作者のブログのコメント欄を見る限りでは、この「ダンナ」の「症状」を、本物のうつ病の症状だと短絡し、誤解してしまったように見えます。

また、この作者に対しては、同情よりも、もどかしい気持ちにさせられました。

きちんと調べなかったのか、インターネットに氾濫しているいいかげん情報に振り回されているようにも見えます。

子育て&妊娠中だったとはいえ、こんな大作の4コマ漫画を書く気力と時間はあったわけです。

専門の相談機関に相談したり、医者を変えたり(この「ダンナ」に必要なのは医者よりも臨床心理士かもしれませんが)、もっと打つ手があるのではないか?と、読みながらとてもどかしく、時にイラついていました。

また、作者は「ダンナ」が嘘をついて無駄遣いしていたのを知っていたのに、「医者に〜と言われた」という「ダンナ」の台詞を真に受けて全く疑っていない点もすごく気になりました。

こうした作者のワキの甘さが、結果「ダンナ」を増長させているようにも見えました。

しかし、この作者と同じ状況で苦しんでいる方ならば、「自分だけではない」という安堵感を得られるでしょう。

また、作者を反面教師にすれば、最悪の結果はさけられるかもしれません。

いずれにしろ、読み手側の注意深さで、良著にも悪書にもなる良い意味での良書だと思います。


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