したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる (宝島SUGOI文庫) NHK取材班

1NHK信者:2014/05/27(火) 05:25:01
友人が鬱になりこの本を購入しました。
どの病気でも同じことが言えますが、医師の選択が病状の回復に影響します。

鬱病患者に対しては、いいかげんな薬の投与が存在します。
症状が悪化しているほど、危険がとても多いことが分かりました。

評判のよい医師を前もってリサーチしていく必要を痛感しました。

うつ病治療で処方された薬を飲んでも、基本的には、症状改善はみられません。
薬は増やされ、ある事件が起きます。

その人は、台所から包丁を持ち出し、近所のコンビニエンスストアに強盗に入ってしまいました。
薬の副作用が原因のようです。

症状をを軽減するために薬をやめればいいと考えがちです。

しかし、抗うつ薬は依存性が高く、
長期服用している患者が、これを脱するには専門医のスキルでも難しいそうです。

本書は、不適切な投薬と診断の実態に迫っています。

増える精神病の背景は、治療をビジネスとしようとする人たちです。
時代とは思いますが、極めてわずかだと信じたいです。

患者数が多ければ、患者個人に割く時間は短く、
マニュアル的にならざるを得ません。
うつ病というものの、診断基準の曖昧さもあります。

でも、問題はそれだけでしょうか?

人の情緒活動も「科学的」に分析され、脳内伝達物質が関与しているとされます。

だから、心の動きさえも
薬によって制御できると考えるのは、時代ゆえでしょうか。
薬を否定するわけではないのですが、これを鵜呑みにもできません。

そして、治してあげたいと思う、
素朴で善良な医師の存在こそが盲点なのかもしれません。

暗闇から、とても長い時間をかけてではあるが、生還した患者の言葉が印象的です。

「病気っていうのは、自分が治すものなんだ。」

この言葉が出るまでに、
他者との関わりによるドラマがあったことも見逃せません。

関わりあう中で生じる自分を取り巻く環境や、
考え方の変化が、自分の自信という足場をみせてくれるような気がします。

心にとって一番の薬は、「ひと」ではないでしょうか。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板