「うつ」は病気か甘えか。今どきの「うつ」を読み解くミステリ

1：名無しさん：2014/05/23(金) 04:26:28: 刺激的なタイトルだと思い読んでみました。メンタルヘルス関連は色々読んでいますが、この本が一番面白かったです。「面白い」は表現が良くないかもしれないですね。共感できました。興味深かったです。納得しました。著者の表現は個人的に好みで、文章量は多めに思えましたが一気に読み進められました。患者の望みや、言い分を鵜呑みにすることが、全て患者のためになるとは限らないと思います。病院に来た人が「うつ病」であるならば、医者は診断書を出して、きちんと休ませて、治療に専念させるのは当然のことだと思います。でも、「甘え」が現実や職場から逃避する助けになるとしたら、それは将来的にその人のためになるとは言えない気がします。ヒポクラテス先生もそういうつもりで誓いを立てた訳ではないと信じたいです。甘えか病気かの境界は難しいと思います。医者でない私にはなおさらのことです。この本は、精神医学を取り巻く環境を考える良い機会になっていくと思います。現役の医者がここまで書くのかと感心しました。本当に具合が悪くなったら著者の治療を受けたいです。

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