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平和の元后(へいわのげんこう ラテン語:Regina pacis)とは、カトリック教会における聖母マリアの称号の一つである。1917年の第一次世界大戦が勃発した際、時のローマ教皇ベネディクト15世が聖母マリアに平和の執り成しを願い、この「平和の元后」を「ロレトの連祷」（聖母マリアへの連祷）に加えた[1]。
1917年、第一次世界大戦が勃発する中で、いかなる平和への糸口も見いだせない中、ローマ教皇ベネディクト15世は、教皇座としての外交手段と権限の全てを使って平和を模索したが、それは徒労に終わった。教皇座の外交による力の限界を感じ、ベネディクト15世は、神の母、全ての恵みの分配者である聖母に願うことにした。ベネディクト15世は1917年5月5日、平和への嘆願書とする文書で、全てのキリスト者に対し、聖母へ世界の平和をもたらす執り成しを希い、これを聖母にのみ委ねるよう祈ることを呼びかけた[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%81%AE%E5%85%83%E5%90%8E
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