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元文学青年の俺が世の中の俗物を徹底的に馬鹿にするスレ

53元文学青年の俺:2025/10/03(金) 12:40:57
>>51
>応答してくれないカミサマ、みたいにも感じます

そう、その通りだと思います。

上記の『海と夕焼』を収めている新潮文庫の『花ざかりの森・憂国』では、三島自身が
自作解説をやっているのですが、その『海と夕焼』について、三島は以下のように述べています。

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『海と夕焼』は、奇蹟の到来を信じながらそれが来なかったという不思議、いや、奇蹟自体
よりもさらにふしぎな不思議という主題を、凝縮して示そうと思ったものである。この主題は
おそらく私の一生を貫く主題になるものだ。人はもちろんただちに、「何故神風が吹かなかったか」
という大東亜戦争のもっとも怖ろしい詩的絶望を想起するであろう。なぜ神助がなかったか、
ということは、神を信ずる者にとって終局的決定的な問いかけなのである。『海と夕焼』は、
しかし、私の戦争体験のそのままの寓話化ではない。むしろ、私にとっては、もっとも私の
問題性を明らかにしてくれたのが戦争体験だったように思われ、「なぜあのとき海が二つに
割れなかったか」という奇蹟待望が自分にとって不可避なことと、同時にそれが不可能なこと
とは、実は『詩を書く少年』の年齢のころから、明らかに自覚されていた筈なのだ。
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この文中の「神風が吹かなかった」と「神助がなかった」という言い回しの部分が、貴殿の
「応答してくれないカミサマ」に相当します。

三島や谷川の「応答してくれないカミサマ」という感覚・感情は、思想的には、ここから
無神論あるいは虚無主義(ニヒリズム)までほんの一歩です。


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