したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

12月23日(金・祝) 天皇論

1ウラサキ:2016/10/23(日) 18:47:51
取り敢えず議論の取っ掛かりは「生前退位」「女性宮家」「女性・女系天皇」辺りになろうかと思いますが、
勿論、より根源的な問題提起も歓迎いたします。

発表ではなく、討論したいと思っていますので、
積極的な問題提起やお薦めの参考図書等ございましたら、
書き込み宜しくお願いしますm(_ _)m

2横山信幸:2016/10/23(日) 22:52:40
天皇論、調べてみると今まで知らなかったことだらけで、面白いです。
僕はこれまで「生前退位」に反対でした。時の権力が天皇を自分の都合の良いように利用するのがしにくいのは、「生前退位」などの譲位制度がない方だろうと思っていたからです。でも、これもアキヒトの言うとおりにすべきだと考え直しました。アキヒトの狙いが「象徴天皇とは生前退位によって移譲できる機能的機関に過ぎないことを内外にはっきり知らしめること」に有るのではないかと思えたからです。天皇なるものがそのような機能的機関としてのみの存在ではないとしたがっている圧力、に対するアキヒトの意図的な抵抗だと思えるのです。

3ウラサキ:2016/10/23(日) 23:41:46
横山さん、

「生前退位」を認めるならば、「即位の拒否」も認めざるを得なくなるのでは?
さもなければ即位に気が進まない皇位継承者なら、
即位後すぐに自らの意思で「生前退位」するでしょうから。

4夫 正彦:2016/10/24(月) 09:43:52
ツイプラ作成しました。

ttp://twipla.jp/events/226736

5夫 正彦:2016/10/24(月) 09:54:09
「天皇の戦争責任」という本が積読に。これを読めたら読んで参加します。
ttps://www.amazon.co.jp/dp/4770501765

6夫 正彦:2016/10/24(月) 11:47:15
小谷野 敦著「天皇制批判の常識」 も必読ですね。

7ウラサキ:2016/10/24(月) 17:07:19
小谷野本の主旨にはほぼ100%賛成でしたが、
イラン革命についてあからさまな誤記があったので、
その旨をアマゾンレビューに書いたら、
著者本人から言い訳めいたコメントが付きました。
もし興味がおありなら検索してみて下さい。
「ビン・ラーディン」名義のカスタマー・レビューです(^^;)

8夫 正彦:2016/10/25(火) 10:57:24
レビュー見ました。

誤記については、むしろ誠実かなぁと。小谷野氏とは考えが違うところも多くいらいらさせられることもしばしばなのですが、こういう間違いに対する姿勢は評価できるかなぁと思います。

誤記があってもそのままだったり、指摘しても訂正しなかったり不誠実な対応が横行しているので。
ただ、ちょっと多すぎるところもあって、しかしこれは校正なにしているんだ、のレベルではないかと。
どうも、専門書等と新書レベルの校正はかなり違うみたいです。

9ウラサキ:2016/10/25(火) 21:25:16
小谷野氏の著書に関しては粗製乱造の感が免れません。
今読んでいる『なんとなくリベラル』も疑問点が頻発です。
スタンスに共感できるので尚更こういう不備が非常に惜しい気がします。

10ウラサキ:2016/10/31(月) 06:06:35
それはそうと、世にあまたいる「倫理学者」を名乗る方々が、
人権、平等、ジェンダーの面から現在の皇室制度に全く言及しないのが不思議。

倫理学者は海外の研究者が取り上げたことしか扱わないという習性があるせいか?
或いは学会にも「菊タブー」なるものがまだ存在するのか?

その点、ロールズが天皇への拝謁があるという理由で京都賞を辞退したことや、
チョムスキーの「左翼が天皇を批判しないのは偽善的」との発言もさすが大物だと思う。

11ウラサキ:2016/10/31(月) 06:07:22
それはそうと、世にあまたいる「倫理学者」を名乗る方々が、
人権、平等、ジェンダーの面から現在の皇室制度に全く言及しないのが不思議。

倫理学者は海外の研究者が取り上げたことしか扱わないという習性があるせいか?
或いは学会にも「菊タブー」なるものがまだ存在するのか?

その点、ロールズが天皇への拝謁があるという理由で京都賞を辞退したことや、
チョムスキーの「左翼が天皇を批判しないのは偽善的」との発言もさすが大物だと思う。

12夫 正彦:2016/10/31(月) 10:05:59
ウラサキさん

もう、まったく同意いたします。
天皇をリベラルだと思い込んでいるせいか、天皇制を表立って批判する左側の論者がいない。
問われれば、ない方がいいという人はいるみたいですけど、天皇制を論じることに重要性を見出していないせいか、あまり活発な議論にはなってないですね。
以前は、差別問題を扱うと必ず天皇制の問題に言及してました。やや牽強付会な議論も見られ、これがやりすぎだったのかなぁ。
その制度自体での何らかの摩擦が現時点で起こっていないということが、論じるためのプライオリティを下げているということはあります。
けれども、それほど問題が起こっていない時点だからこそ、積極的に論じてその制度の是非を問うべきなんですけどね。

小林よしのり氏の「新天皇論」を買って少し読みましたが、これは面白い。多分ほとんど同意できます。
ただ、第一章によく表れている著者のあの度が過ぎた尊崇の念だけはついていけない。
国家を成り立たせている要素の一つに、あのようなファナティックさを残しておくのはよくないと思いますね。

13ウラサキ:2016/10/31(月) 18:15:52
夫さん、

『新天皇論』はその前の『天皇論』『昭和天皇論』に比して、
民族派からの批判が多い著作です。
小林の田中卓や高森明勅の説に依拠した女系天皇論は私から見ても眉唾モノです。

男系にこだわら無くて良いのなら、世襲にもこだわる必要は無いかと。

14イイダ:2016/10/31(月) 21:18:25
現在、周りにあからさまに右の人はいないので、ネットからの情報だけですが、確か新田均や谷田川惣などと論争になっていた本ですよね。神皇正統記論争はこの本が元だとは聞いたのですが、まだ確認はできていません。いずれ買おうかと思います。てっきり右派内部の争いかと認識していましたが、女系天皇論争は何気に一番盛り上がりそうです。何より論点がはっきりしているのがいい。男系論者、女系論者どちらが優勢なのかは読んでから判断を下したいと思います。

15ウラサキ:2016/11/01(火) 03:13:03
イイダさん、

女系容認論では『新天皇論』の他に田中卓『愛子さまが将来の天皇ではいけませんか』を読み、
男系維持論では谷田川惣『皇統は万世一系である』、渡部昇一『皇室はなぜ尊いのか』を読んで、
勝負あった、との印象を得ました。

ただ私自身は皇室の維持にはこだわりがありませんので、
両陣営から「非国民」「共産主義者」呼ばわりされかねません(笑)

16夫 正彦:2016/11/01(火) 10:31:39
文化の正当性だけでは、女系天皇論争の雌雄を決する基準にはならないと思います。
それを言うなら、明治維新でもかなり皇室文化が変わりましたから。
世の事情に合わないのなら、最小限の範囲で変えればいい。
問題は、今後も永久的に皇室が維持できるかどうかでしょう。女系天皇論者は永久的に維持するためには女系天皇を認めるべきだと言ってます。
男系を維持する論者は、傍系を作るとか、皇室の範囲を広げるとかで維持できると言っている。
どちらがたやすいかでしょうね。

私としては、天皇制はなくした方がいいと思っているので、男系論者に頑張っていただいて、将来滅んでいただけるとそれでもいいかな、と思います。
ただ、時流に合わない男系を維持しているのを見るのは厳しいし、女性の天皇を見てみたいというのもあるので、女系天皇論者にも頑張ってほしい。

17ウラサキ:2016/11/01(火) 19:35:09
夫さん、

皇室って、伝統が最大の存在意義なのでは?
本音では側室制度も残すべきではないかと思っています。

伝統を捨てていいのなら、もうやめても良いのでは?
内心では悠仁くんがセクシャル・マイノリティーで跡継ぎに困れば面白いな、と思っています。

18夫 正彦:2016/11/01(火) 21:19:52
ウラサキさん

確かに伝統は大切ですが、伝統だけで決めてはいけない部分があるということです。
ずっと同じ形をとどめる伝統というものは存在しないのですし、許容できる範囲で改変してもかまわないというかすでに何度も改変されてるでしょう。
考え方によっては、存続することが第一としてもいいでしょうし。
女帝もとにかく先例があるのだからいいのではと思います。

セクシャル・マイノリティー云々は面白いですが、そこまで行かなくてももっと枠からはみ出すような人をいっぱい輩出すればいいのにと思います。
私には個性のない人が多い家系のように見えます。

19ウラサキ:2016/11/02(水) 04:09:56
夫さん、

女帝は先例もあることですし、問題ないでしょう。
反対もあまり無いと思います。
男系論者が反対しているのは、女系天皇です。
日本の皇統が稀有なのは男系で繋いできたところで、
それが途切れたら「万世一系」という値打ちは無くなり、
民主主義と相性の悪い世襲君主制度を苦労して維持する意味も無いのではないかと思います。
それこそ「天皇は選挙で選ぶ」で良いのでは?

「個性のない人が多い」というのは周囲が敢えて個性を表面化させないよう配慮しているからそう見えるのでしょう。
噂では秋篠宮佳子さん(妹の方)や三笠宮の孫娘さん達は結構個性的らしいですよ。
あと「いじめ」や「不登校の」愛子さんも別方向に個性的かと、、、
大正天皇も肖像を見る限り個性的なお顔付です。

20ウラサキ:2016/11/11(金) 20:06:52
小谷野敦が高評価していた『現人神の創作者たち』(ちくま文庫)、
読んで行こうかと思っております。

21ウラサキ:2016/11/13(日) 18:49:37
以前大判の単行本で読んだ、小林よしのり『天皇論』(小学館文庫)を通読。

数か所、文庫化に際して訂正した箇所があったそうだが、明示していないので、数か所此処かなって所があった程度。
追加の最終章、柳原白蓮のエピソードは美智子妃殿下に対する反対論を男系論と同一視させようとする悪質な印象操作。

22ウラサキ:2016/11/19(土) 04:34:33
山本七平『現人神の創作者たち(上)』(ちくま学芸文庫)を少し読み始めたのですが、
やたらと古文書などの引用が多く、歴史の重箱の隅をつつくような議論で、
こちらの期待してたものと違っておりました。
また著者の持って回ったような文体も性に合いませんので、読むのをやめようかと思います。

ただ一点、p.32に憲法について「もっともアメリカ人に見せればこの発想が彼らの建国の前提となった啓蒙主義にほぼ即していることは認めるであろうが、すぐに質問するであろう。「では一体、天皇の存在が、なぜ人類普遍の原理に基づくのか」と。」
というくだりには溜飲が下がり、付箋を貼りました。

23夫 正彦:2016/12/16(金) 00:16:50
メールから1名参加の申し込みがありました。
村田様という方です。

24夫 正彦:2016/12/19(月) 11:12:53
メールで1名参加申し込みがありました。
永田様という方です。

25ウラサキ:2016/12/19(月) 22:44:01
新規の方、増えるのは望ましい事ですね。
楽しみです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板