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邦訳は『哲学入門』(ちくま学芸文庫)で読み易い訳文との評判です。
ChapterⅣ 第7パラグラフ 最初の文
There are in this argument a good many fallacies which have been important in the history of philosophy, and which it will be as well to bring to light.
の後半部 as well の扱いです。
中村訳(現代教養文庫)、生松訳(角川文庫)、高村訳(ちくま学芸文庫)共に、
as well を副詞句とし、importannt が直前に省略された「同様に重要な」と解釈しているようですが、
私は as well は形容詞句で appropriate の意味かと思います。
ジーニアス英和(3版)には It may be as well not to invite him.「彼を呼ばない方がよいだろう。」という例文があります。
もし、as well が副詞句なら直前に so か important が必要ではないでしょうか?
私は訳本の通りでいいと思いますけど。
例文の may ...as well は(〜するより)〜する方がいいという意味の熟語ですよね?
それと so がなくてもas well で代用していると私は思いました。
内容から考えても、ウラサキさんの解釈だと著者の言いたいことが読者に伝わりにくいと思うのですが。
この章をすっかり理解しているわけではないのであまり自信はないのですが、
ウラサキさんの解釈をもっと言うと、
「明らかにしないより、どちらかというと明らかにした方がした方がいいだろう。」
となるのではないですか?
そのように解釈したら著者の主張したいことがぼやけてしまうと思うのですが。
例文
It would be (just) as well not to invite him to the party.
彼はパーティーに呼ばないほうがよい。
了解しました。では、私が9パラグラフ(When I am acquainted ...)と10パラグラフ(Further, we know ...)
を担当して、メールで申し込みされた方は11パラグラフ(We may therefore ...)と12パラグラフ(In addition to ...)を担当していただきます。
次回は3月12日(日)13:30〜17:00頃
Chapter Ⅸ The World of Universals を読みます。
第10パラグラフ(The first of 〜)以降が担当者未定ですので、
是非宜しければ担当お願いします。
キシモトさん、広瀬さん、イイダさん、出口さんお待ちしています。
御都合お知らせください(^-^)/
さあ次回はいよいよ最終回、9月10日(日)13:30〜17:00頃
Chapter 15 The Value of Philosophy を読みます。
「哲学の価値」という一般的なテーマで、ここだけ読んでも興味深いと思われます。
キシモトさん、岡田君、安倍さん、イイダさん、出口さん、えいじさん、お持ちしております(^^)