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雑談スレ その9

819名無しさん:2015/06/03(水) 04:43:42 ID:vmQGRASQ0
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_compel.html

あと上の方にも貼ったんだけど厚生労働省の強迫性障害の治療経過について書かれてる所があって
俺の頭では理解出来ない点は多々あるけど、ここを読んでしまうと、薬なんて飲んでもほぼ無理なんじゃないかと思えるんだけど



強迫性障害患者さんの治療予後を長期的にfollow-upした研究はいまだ多くありません。

我々の研究では、上述した心理教育、薬物療法、そして認知行動療法を組み合わせた治療を一年間継続した場合の強迫性障害患者さんの平均改善率、すなわちYale-Brown Obsessive-Compulsive Scaleで評価した重症度得点の減少率はおおむね50%程度でした。この中で薬物療法に関しては、従来、SSRIなど第一選択の抗うつ薬に中等度以上の反応性を示す患者さんの割合は約50%と考えられています。薬物療法に対する反応性の予測因子としては、

1)男性でとくに早発例
2)罹病期間が長期
3)対称性へのこだわり/儀式行為、物の溜めこみ、性的、宗教的などの純粋強迫観念などの強迫症状
4)症状に関する奇異な信念や魔術的思考の存在
5)全般性不安障害、あるいは全般性に特定される社交恐怖の併存
6)チック障害との関連性
7)統合失調型人格障害の併存

などがあり、これらの要素を認めた場合はSSRIに対する抵抗性が予想されます35)。最近では、SSRI抵抗性の患者さんの1/3〜1/2に対しては非定型抗精神病薬などの付加投与が有効と考えられています。しかし一旦薬物が奏効しても、自己中断などで服薬が途絶えた場合落ち着きのなさや悪心などSSRIの離脱症状に注意を要するとともに、再発率が70〜90%と高率であることから十分な服薬アドヒアランスが維持されるよう配慮することも大切です。また治療により強迫症状が改善した場合、どの様に薬物の減量・中止を図るかについて、いまだ統一された見解には至っていません。一般的に、有効な薬物療法を1-2年間は継続することが必要とされ、減量する場合、状態を観察しながら緩やかなペースで、具体的には1-2カ月かけ10-25%を減量する程度が推奨されています36)。

一方、認知行動療法については前述したように、その導入やアドヒアランスには、患者さんの状態や動機付けの程度などが大きく関わってきます。もしプログラムの継続・完了が達成されれば、60-90%に何らかの改善をもたらし、そのうち75%では、その有効性が長期的に維持され、さらに薬物療法のみの場合に比べ、高い再発防止効果が期待できます。すなわち、いずれ薬物を減量していく場合でも、認知行動療法を予め学習し、曝露(不安の対象や状況への直面)、そして反応妨害(強迫行為の制御)を維持できれば、不安の増大や症状の再燃は、かなり予防できるものと考えられます。




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