STUDY 澍甘露法雨・滅除煩悩焔（８）

1：伊雑太一 (イザワタイイツ)：2012/10/12(金) 00:56:24: （人間）

罪と病と死とが実在すると云う悪夢を、人間に見せしむる根本妄想(もうぞう) は、
古くは、人間は塵(ちり) にて造られたりと云う神学(しんがく) なり。
近くは、人間は物質にて造られたりと云う近代科学なり。
これらは人間を罪と病と死との妄想(もうぞう) に導く最初の夢なり。

この最初の夢を摧破(さいは) するときは
罪と病と死との根本原因は摧破(さいは) せられて
その本来の無に帰(き)するなり。

汝ら『生長の家』（←※「聖経甘露の法雨」）を読んで真理を知り病(やまい) の癒(い)ゆるは
この最初の夢の摧破(さいは)せらるるが故(ゆえ) なり。

最初の夢なければ次の夢なし。悉く(ことごとく) 夢なければ本来
人間清浄(しょうじょう) なるが故に罪を犯さんと欲(ほっ) するも
罪を犯すこと能(あた)わず、

悉く(ことごとく) 夢なければ自性(じしょう) 無病なるが故に病(やまい) に罹(かか)らんと欲するも
病に罹る(かかる) こと能わず、

悉く夢なければ本来永生(かぎり無きいのち) なるが故に死滅(しめつ) すること能(あた)わず。

されば地上の人間よ心を尽(つく) して【自己】(じこ) の【霊なる本体】を求めよ（←※ 自霊拝行・神想観）
これを夢と妄想(もうぞう) との産物なる物質と肉体とに求むること勿れ(なかれ)。

キリストは『神の国は汝らの内にあり』と云い給(たま)えり。

誠に誠(まこと) にわれ汝らに告げん。『汝らの内』とは汝ら『人間の自性(じしょう)』なり、『真の人間』なり。
『汝らの内』即ち(すなわち) 『自性』(じしょう)は神人(しんじん) なるが故に
『汝らの内』にのみ【神の国はある】なり。

外にこれを追い求むる者は夢を追いて走る者にして永遠に【神の国】を得る(うる) 事能(あた)わず。
物質に神の国を追い求むる者は夢を追うて走る者にして永遠に【神の国】を建つる事能わず。

キリストは又云い給えり、『吾が国は此の世(このよ) の国にあらず』と。
此の世の国は唯(ただ) 影にすぎざるなり。

常楽(じょうらく) の国土は内にのみあり、内に常楽の国土を自覚してのみ
外に常楽の国土はその映し(うつし) として顕現(けんげん) せん。

内に無限健康の生命を自覚してのみ外に肉体の無限健康はその映し(うつし) として顕現せん。（つづく）
2：伊雑：2012/10/14(日) 16:25:54: 　(ポイント)　物質に神の国を追い求むる者は夢を追うて走る者にして永遠に【神の国】を建つる事能わず。　～『神の国は此の世(このよ) の国にあらず』と。
此の世の国は唯(ただ) 影にすぎざるなり。と　（以上）

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