STUDY 澍甘露法雨・滅除煩悩焔（６）

1：伊雑太一 (イザワタイイツ)：2012/10/11(木) 20:08:29: 無明(まよい)

かく天使(天の使い) 生長の家にて歌いたまう時、
一人の天の童子あらわれて問いを設(もう)けて云う。
「願わくは人々のために、人々のさとりのために、
【無明(まよい)の本質】を明らかになしたまえ」と。

天使(天の使い) 答えて云う ――
無明(まよい)はあらざるものをありと想像するが故に無明(まよい)なり。
真相を知らざるを迷いと云う。（←※ 低級霊 / 声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく) の境涯）

快苦(かいく)は本来物質の内に在(あ)らざるに、物質の内に快苦ありとなして、
或(ある)いは之(これ)を追い求め、或いは之より逃げまどう、かかる顛倒妄想
(てんどうもうぞう)を迷いと云う。

生命は本来物質のうちにあらざるに物質の内に生命ありとなす妄想
(もうぞう)を迷いと云う。

本来物質は心の内にあり。心は物質の主(しゅ)にして、
物質の性質【形態】はことごとく心の造るところなるにもかかわらず、
心をもって物質に支配さるるものと誤信し物質の変化に従(したが)って
憂苦(ゆうく)し懊悩(おうのう)し、

われとわが生命の円満【完全なる実相】を悟ることを得(え)ざるを迷いと云う。
迷いは真実の反対なるが故に無明(むみょう)なり。
迷いは実在に反するが故に非実在なり。　迷い若し(もし) 実在するものならば
迷いより生じたる憂苦(ゆうく) も懊悩(おうのう) もまた実在ならん。
されど、迷いは実在の虚(きょ)なるが故に憂苦も懊悩もただ覚(さ)むべき悪夢にして
実在には非(あら)ざるなり。

罪

『罪は実在なりや？』とまた重(かさ)ねて天の童子は問う。
天使(天の使い)の答うる声聞(きこ)えて曰く(いわく)、

すべて真実の実在は、神と神より出(い)でたる物のみなり。
神は完全にして、神の造りたまいしすべての物も完全なり。

然(しか)らば問わん。汝は罪を以て(もって) 完全となすや？
この時天の童子答えて曰く(いわく) ―― 『師よ、罪は完全に非ず』と。

天使(天の使い) また説(と)き給(たま)う ―― 罪は不完全なるが故に実在にあらず、
病(やまい)は不完全なるが故に実在にあらず、死は不完全なるが故に実在にあらず、
汝ら神の造り給わざるものを実在となすなかれ。
在(あ)らざるものを悪夢に描きて恐怖すること勿れ。

罪と病と死とは神の所造(しょぞう)に非(あら)ざるが故(ゆえ)に
実在の仮面を被(こうむ)りたれども非実在なり、虚妄(こもう)なり。

我れは此の(この) 仮面(かめん)を剥(は)いで
罪と病と死との非実在を明らかにせんが為(ため)に来たれるなり。

かつて釈迦牟尼(シャカむに) 如来(にょらい)もこの為に来たりたまえり。
かつてイエスキリストもこの為に来たりたまえり。

若し(もし) 罪が実在ならば十方(じっぽう)の諸仏もこれを消滅すること能(あた)わざるなり。
イエスキリストの十字架もこれを消滅する事能わざるなり。

されど汝ら幸い(さいわい) なるかな、罪は非実在にして迷いの影なるが故に、
十方の諸仏も衆生(しゅじょう)を摂取(せっしゅ)してよく罪を消滅したまえり。
(↑※ 法然上人さまの御教え「光明遍照　十方世界　念仏　衆生摂取　不捨」に同じ)

イエスキリストもただ言葉にて『汝の罪赦(ゆる)されたり』と云いてよく罪を消滅したまえり。

われも言葉にて『生長の家の歌』(←※「聖経甘露の法雨」) を書かしめ、
言葉の力にて【罪の本質】を暴露(ばくろ)して、罪をして本来の無に帰(き)せしむ。

わが言葉を読むものは実在の実相(ほんとのすがた)を知るが故に【一切の罪消滅す】。
わが言葉を読むものは生命の実相(ほんとのすがた )を知るが故に【一切の病消滅し】、
【死を越(こ)えて永遠に】生きん。

人間

吾(われ)は『真理』なり、（つづく）
2：伊雑：2012/10/14(日) 16:46:05: 　(ポイント)　『霊実在』論にたち、無明(まよい) ・罪が【非実在】である ―― ことの【本質】が明らかにされました。　（以上）

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