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日本大学大学院法務研究科スレッド

316兵は凶器なり 1:2016/12/25(日) 19:29:42
米欧亜回覧ニュース 第76号・部会報告 (2014年10月15日)
◇小ナポレオンといわれた男  山田顕義(講師:泉三郎氏)  6月23日開催。

 岩倉使節団には未だ知られざる人物が少なからずいるが、山田顕義もその一人である。
幕末の戦争で武勲を挙げ、用兵の奇才といわれ、大村益次郎を継承する人物と嘱望されたが、
山縣有朋が軍政の主導権を握り、傍流を歩むことになる。
当時は28才であったが、陸軍少将の地位にあり兵部省派遣の理事官として
岩倉使節団に参加することになる。
 
 幕末以来陸軍はフランスの指導を受けていたので、山田もパリを拠点にして学び、時に欧州各地を巡覧しながら
軍事視察に精励した。使節団がパリを訪れたときは、木戸孝允との交流が殊の外密で、
思想的にも心情的にも共鳴するところが多かったようだ。
そのため木戸の旅行先にもしばしば出向いて交歓している。

 山田は軍事天才として民法典の編纂者ナポレオン1世を崇拝し、
これからは「武の時代ではなく法の時代だ」と、
法に関心の重点を移していく。小柄ながら才気縦横で小ナポレオンとも渾名された。

帰国後、1万5000字からなる建軍策を提出したが、そこには次のような文章がある。
「兵何を以て至要なるや。兵は凶器なり。而して能く巨万の金額を費やし、人民を労し、少壮の事業を妨げ、その学問を礙し、その性を障害し、その才を束縛し、その刑罰を厳酷にし、
或いはまた醜業に慣習し、密陰を盛んにし、梅毒を繁殖す。


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