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岡口基一判事ファンクラブ

2786善意の第三者:2019/08/25(日) 03:02:49
夢を抱いてこの国に来たはずの人が、また一人失意のまま母国へ去った。

 ベトナム人の元技能実習生グエン・ドゥック・フーさん(34)。脳梗塞(こうそく)で倒れ、半身不随になった。

 3年前に来日した。実習先は建設現場で足場を組む仕事だった。一日14時間働いて月給は約6万4千円。「月給14万円」という来日前の説明とは異なった。

 「来日のために抱えた借金150万円が返せない」。3カ月で逃げ出した。その後は、岐阜で清掃、愛知で農業、滋賀で荷物の梱包(こんぽう)などの仕事に就いた。

 倒れた時は失踪中だったため、医療保険もなかった。2度の手術を受け、治療費は約880万円。友人らの寄付で48万円を払ったが、残金は払えなかった。

 東京入管に出頭し、母国に送還された。

 「僕を犯罪者のように扱うが、劣悪な環境で仕事をさせた日本が悪い。言われていた給料をもらっていれば失踪しなかった」。そう言って悔しがった。

 技能実習生の最大の送り出し国であるベトナム。日本で亡くなったベトナム人実習生や留学生を弔っている浄土宗の寺院「日新窟(にっしんくつ)」(東京都港区)には、
フーさんのように、実習先から逃げた実習生が病気やけがをしたという相談が相次ぐ。失踪した人は、
不法滞在で保険がないため、ふくれあがった医療費を払えない。日新窟が最近1カ月に把握した5件の医療費を合計すると4千万円近くにのぼるという。

 「夢と希望をもって日本に来たのに、絶望と病気を背負って帰国する。失踪しないで済むよう、日本も努力するべきだ」と、日新窟の僧侶吉水滋豊(じほう)さん(49)は言う。

 実習生の多くは、自国の送り出し機関やブローカーに支払う手数料や日本語学習の費用など多額の借金を背負って来日する。「借金を返せて、仕送りもできる」

などの誘い文句にひかれ、若者たちは海を渡る。だが日本では、多くの人が劣悪な労働環境と低賃金に直面する。


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