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好きなキャラで嫌いなキャラを倒すスレpart1
2689
:
◆ITJm7uZ/ZM
:2025/01/16(木) 06:25:44
そこの君、一緒に来ないかい?」
深海マコト【男子35番@仮面ライダーゴースト】はどきりとしたが、平静を装った。
「勿論。俺、ずっと一人で心許いもので・・・。たのむな。」
マコトの言葉を受けてダイスケ【男子47番@ポケットモンスター】、スワマ【男子49番@ポケットモンスター ベストウィッシュ】の二人から笑みがこぼれた。もちろんマコトも笑顔を取り繕った。
しかし、マコトの中で芽生えた殺意は収まらなかった。
周囲に誰もおらず、力はこちらの方がはるかに有利、そして緊張が欠けた無防備な二人の状態。
これらが確認できたことにより、むしろマコトの裡の黒い衝動はますます大きく膨らんでいった。
マコトは先に歩き出した二人に気付かれないように足の爪先に指をかける。
二人はダイスケ、スワマの順で歩き出していた。
三歩ほど遅れて後を歩き出したマコトは、二人の後ろに付いて
数メートル草をかき分けたところで堪えきれなくなった。
「ダイスケ、スワマ・・・、今、思ったのだが・・」
二人は振り返った。しかし、唐突に話しかけたにもかかわらず、怪訝な表情はしていない。
何も疑っていないのだ・・・、数分後には死ぬことになるというのに・・・。
「最後に生き残ることができるのって、一人だけだよな?」
マコトと二人の間を風が駆け抜け、
まるで見えない糸を張りめぐらせていったかのように瞬時に空気が張りつめた。
「何言ってるん・・ッッ」
ダイスケはマコトに言いかけたが途中で息が詰まり、「ヒッ」という声しか出せなかった。
スワマは恐怖と驚愕の表情のまま固まっていた。
マコトが背負っていたディパックを草の上に投げ捨て、感情を捨てた冷たい表情で鎌モードのガンガンハンドを取り出したからだ。
「俺は死ぬ訳にはいかない・・・」
マコトはその言葉とともに飛び上がり上段に構えて飛びかかった。
振り下ろされる足をスワマはすんでのところで後ろに飛び退いてかわしたが、
その拍子でダイスケにぶつかって二人とも転倒してしまった。
マコトはなおも襲いかかる。
推理とは違うのだ。相手が何をしようが問答無用。
マコトのガンガンハンドは、立ち上がるのが一瞬遅れたダイスケに向かった。
ダイスケに襲いかかるようにしてガンガンハンドを構える。
ダイスケは首を捻って何とか襲いかかる二度目の殺意から逃れたが、
マコトに下敷きの体勢を取られてしまった。
ダイスケから降り、再びダイスケに襲いかかろうとしたところ、ダイスケが組み敷かれながらも
まさに必死の抵抗をしてきた。
真鍮の指金具がマコトの左こめかみに襲いかかる。
マコトの動きは一瞬止まったものの、全く怯まなかった。
マコトの三度目の殺意を乗せたガンガンハンドが、ダイスケの喉に貫通する。
恐怖の表情が瞬時に苦悶の表情に変わり、目を見開いて痙攣しながら、ダイスケは絶命した。
マコトは、切断したダイスケの頸動脈から吹き出る血を顔面に浴びながら、
道を逸れて斜面下り方向の茂みの中へ逃げ込んだスワマの背中を目で捉えていた。
目の所だけ返り血を拭うと、すぐに走り出した。
巨大な衝動が突き動かしていた。恐怖も躊躇も全くない。
眼前の木の枝や背の高い草を、既に一人の人間の血を吸った靴でなぎ払いながら追う。
逃げるスワマは、恐怖で足がもつれ思うように前に進めない。
木の枝や蔦に引っかかり、マコトとの差は徐々に縮まる。まるで水中で藻掻いているようだった。
次の瞬間、彼をさらなる絶望が襲った。
茂みに隠れて見えなかった窪地に転落してしまったのだ。
腰ほどの高さしかない窪地であったためケガをすることはなかったが、
追いつかれる時間を作るには十分であった。
上半身を血に染めたマコトがガンガンハンドを構えて段差を飛び降り、スワマの前に対峙した。
スワマは完全に恐怖に取り込まれていた。
発電機を構えていたが全身が恐怖に震え、
歯が鳴らすカチカチという音がはっきりと聞こえるほどであった。
「ヒッ、うわぁっ、よっ、よ、寄るなぁ!」
スワマは叫んで発電機を起動した。光と音が響く。
しかしマコトには威嚇の効果はない。
冷静に摺り足で半歩分間合いを詰め、一気に跳んでスワマの小手を斬った。
凡人の小手とは違い、脆い小手だ。
発電機を起動したスワマの右手首がいとも簡単に切断され、鮮血がほとばしる。
「ああっ!」
右手首の切断面を見てあげた叫び声が、スワマの最後の言葉となった。
手首を切り落とした次の瞬間、瞬時に構え直したマコトのガンガンハンドがスワマの心臓を正確に捉え、
体を貫いたからだ。
スワマの左手が刺した手を掴み、手を失った右手が空しく宙をさまよう。
口がわななき、ひゅうという空気が漏れたのが、スワマの最後の生命活動となった。
マコトはそれを確認すると、足を掴んでいたスワマの左手の指を刎ね飛ばしながらスワマの体から足を離した。
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