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うのはなさんを褒め称える板
674
:
シャンソン
:2020/09/07(月) 14:42:31
孤独と孤立は違う
「孤独死」という言葉がメディアに登場するようになりました。
文字を見るだけで心が寒くなるような言葉です。
私たち人間は、旅立つ時には誰もが孤独です。一人で生まれて一人で死んでいく。
そんなことは百も承知していますが、それでも孤独の中で死んでいくことへの恐怖感は
拭うことはできないものです。
旅立つ時には、誰しも誰かにそばにいてほしいと願うものです。その瞬間にたとえ一人だったとしても、
すぐに自分の旅立ちに気づいてもらいたいと願うものです。誰にも看取られることなく、誰にも気づかれないままに、
幾日も亡骸がそのままということも耳にするようになりました。
そこには心が締め付けられるような恐ろしさがあるでしょう。
一昔前の日本では、このような「孤独死」は少なかったように思います。
三世代が同居する大家族が一般的だったからでしょう。その暮らしの中には孤独を感じることなどありませんでした。
家族がいなかったとしても、一歩外に出れば、そこにはご近所の人たちや親戚がたくさんいました。
そんな社会の中で孤独を感じることもなかったでしょう。
ところが現代では、三世代で同居することもなくなり、それぞれの家族が独立して暮らすようになりました。
四人家族であっても、子供たちが独立すれば夫婦二人だけになります。連れ合いのどちらかが先立ち、夫婦もいずれは一人きりになります。
さらに言えば、今や生涯未婚率は五人に一人と言われています。やがては自分も「孤独死」ということになるのだろうか。
そう考えるだけで、言い知れぬ不安感に襲われる人も多いでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか。大切なことは、社会から孤立しないように心がけることです。
「孤独」と「孤立」とは別のことです。「孤独死」という言い方も、本来ならば「孤立死」というべきなのです。
人として怖いのは孤独になることではなく、社会から孤立することなのです。
では、孤立しないためにはどうすればいいのでしょう。
常に誰かとのつながりをつくっておくことです。このように書くと、何となく底大変な努力が必要な気がします。
人とのつながりをもち、社会から孤立しない簡単な方法があります。それは挨拶を心掛けることです。
たとえば同じマンションに住む人と会った時に、「おはようございます」「こんにちは」と
笑顔で挨拶をすることです。
その人がどんな人なのか。マンションのどの部屋に住んでいるのか。そんなことは関係ありません。親しくなろうとか、
友だちになろうとか、そんなことも考える必要はありません。ただ笑顔で挨拶を心がけることです。
「おはようございます」と笑顔で挨拶をされてを、嫌な感情を抱く人はいません。
よく知らない人だとしても、ついその笑顔につられてしまう。何となく良い一日が始まるような気がすることでしょう。
ほんの一瞬ですけれど、そこには人との温かなつながりが生まれます。そうした挨拶を心がけていれば、だんだんとお互いに顔を覚えるようになっていきます。
地域社会や職場などで、孤立していることではないでしょうか。挨拶がない、目と目を合わさなければ、どんどん人の存在感は薄くなっていきます。
誰の記憶や心にも留まらないようになっていく。これが孤立なのです。
昔のように、挨拶などしなくても、無愛想に振舞っていても、誰かが見守ってくれるような時代ではありません。
自らがつながりをつくっていく努力をしなければ、知らぬ間に一人ぼっちで孤立している状態に陥ってしまうのです。
孤独は人間にとっては自然なことです。しかし、孤立は決して自然な姿ではありません。
孤立することはすなわち、社会から放り出されること。それは人間にとってもっとも怖いことです。
そうならないためにも、挨拶を大事にすることです。
『孤独よ、こんにちは』 枡野俊明 著
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