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うのはなさんを褒め称える板

538シャンソン:2020/05/10(日) 11:23:38
 一部転載

> さて、「たんぽぽ」の親しみ深さからか、伊丹十三監督のラーメン屋を描いた「たんぽぽ」や、目立たないが希望を捨てず強く生きていく姿を歌ったシャンソン歌手のくみこさんの歌に「たんぽぽだけの花屋」というのがあります。
 また古くは、古典落語に「鼓ヶ滝」という興味深い噺(はなし)があります。
『若き日の西行が摂津国の『鼓ヶ滝』を訪れ、
「伝え聞く 鼓ヶ滝に来て見れば 沢辺に咲きし たんぽぽの花」
という和歌を詠んだ。
その夜、西行は近くの民家に、一夜の宿を借りた。
民家には、年老いた夫婦と十五・六の孫娘の三人が住んでいました。
西行は、その三人に請われるままに、昼間詠んだ和歌を披露します。
「伝え聞く 鼓ヶ滝に来て見れば 沢辺に咲きし たんぽぽの花」
ところが、歌を聞いた三人は、
「鼓なのだから、『伝え聞く』よりも、『音に聞く』にすべきだ」とか
「『来て見れば』も鼓を打つの縁語で『うち見れば』にすべきだ」とか
よってたかって、西行の自信作を直してしまった。
「音に聞く 鼓ヶ滝をうち見れば 川辺に咲きし たんぽぽの花」
口に出してみれば、自分の作より確かに優れていた。
そこで、西行は自慢の鼻をへし折られ、自分の修行の足りなさを実感した。
ところが、夜が明けてみれば、そこに民家はなく、自分が小さな祠の前に眠っていたことに気が付きます。
その祠を見ると、祭られていたのは「和歌三神」と言われる神様で、西行の慢心を戒める為に、老夫婦と孫娘の姿で現れたことを知るのでした。その後、西行はいよいよ歌道に精進をして、優れた歌詠みとなった。』という話・・・。


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