アメリカ合衆国発祥とされる詩、通称『Do not stand at my grave and weep』に、小説家の新井満が日本語での訳詩を付け、自ら作曲を務めたことにより生まれた楽曲。原詩の作者は不明であるが、アメリカ女性Mary Fryeが友人のMargaret Schwarzkopfのために書いた詩がもとになっているという説が有力である。 尚、この歌はナチスドイツから逃げてきた亡命者がドイツに残してきた母の訃報を知り悲しむ親友のために慰めることから生まれたという説がある。
アメリカ合衆国では、アメリカ同時多発テロ事件で父親を亡くした11歳の少女が、1年後の追悼式で朗読したことで話題になった。
日本では朝日新聞の連載する『天声人語』で掲載され少しずつ話題となっていった。原詩にはタイトルが無いため、便宜上最初の行を借りて "Do not stand at my grave and weep" (私の墓の前で泣かないでください) として知られる。新井満による訳詩では、原詩の3行目 "I am a thousand winds that blow" を借りて『千の風になって』のタイトルがつけられ、日本ではこの題で知られる事となった。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』千の風になって より引用