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傍流まじめな話版

1634シャンソン:2019/03/24(日) 13:45:19
     私たちの本当の定年は「命日」である

 私の年齢の前後になると、定年という節目に直面する人が増えます。
今は、四十代でリタイヤして、次の人生を考える人も増えているそうです。
それでも、六十歳前後で定年退職する方が、まだ圧倒的に多いのではないでしょうか
(雇用延長もあるが期限つき)。

 しかし、会社の一員としては定年しても、心や体に定年はありません。
心や体が定年するのは、この世をおさらばするとき。私たちにとっての本当の定年は、命日です。
つまりこの世を去る日まで、定年は一生涯ありません。

 定年退職して居場所がないと嘆く中高年が大勢いるそうですが、そもそも人生に定年はないのだし、
体力が落ちることが人生の定年でもありません。どこかに所属している間は、そこで頑張ればいい。組織への良い意味での
忠誠心(ロイヤリティ)は、頑張るエネルギーにもなります。

 でも、いつかそのコミュニティを出ないといけません。
定年はその象徴ですが、そこで「切り替え」ができるかどうかが、その後の人生を左右します。
せっかく自由な身になったのに、肩書や地位に固執する人も多いですが、残念ながら、これは切り替えができていない人。

 身も心もいまだに呪縛されている証拠で、会社での生活がすべてだと思っているような人に多いのかもしれません。
確かに会社をリタイヤしてからの人生が昔より長くなっていますが、いくつで辞めるか、どの時点で抜けるかは、自分で決めればいい話。
定年まで勤めなければいけない、という決まりもないわけです。

 二十代でも何か考えるところがあるならリタイヤし、次の人生を考えればいいわけですから。

     『長生きにこだわらない』 矢作直樹 著


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