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「うのはな」さん 専用掲示板

6398シャンソン:2020/10/23(金) 12:30:36
  「リベラル」と「保守」の対立は、脳が引き起こしていた?

 社会的なルールに関する取り決めの代表的な例は、大統領などの国家元首や、
議会などの選挙を通じて実現される民主主義です。ここに、人間ならではの興味深い現象が見られます。
政治における左右の集団の対立、いわゆる「保守」対「リベラル」の分裂は、実は脳の性質の差異が起こしているのではないという、か
非常に知的好奇心をくすぐられる本が、少し前にアメリカで話題になりました。

 社会心理学でニューヨーク大学スターンビジネススクールのジョナサン・ハイト教授による
(邦題:『社会はなぜ左と右にわかれるのか_対立を超えるための道徳心理学』高橋洋・訳)です。

 「リベラル」を、新奇探索性(リスクを冒してでも新しい物事に挑戦しようとする性質)が高く、
善悪や倫理観に親和性が高い判断をする人たちの集団、「保守」を、新奇探索性は低く、自分が慣れ親しんだことを
選択しやすい集団と仮定します。その結果、この本のなかでハイト教授は、リベラルが保守に勝つことは、
科学的に不可能であろうことを示唆しています。

 ただ、この主張は日本で暮らしているとなかなか実感しにくいものがあります。
日本ではこの種の研究が遅れている、ということではなく、実は日本社会を対象とすると、うまく研究のデザインができないのです。

日本におけるリベラルと保守は、必ずしも政党としての政策とは一致しないため、
どんな集団を支持し、投票するとリベラルなのか、あるいは保守なのかをクリアしにくいのです。

 お気づきの方もいると思いますが、日本においてはリベラルの主流も、

 保守の主流も、与党野党の対立ではなく、長い間、自由民主党内の派閥という形態で
 存在してきました。

   『人はなぜ他人を許せないのか?』 中野信子著


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