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「うのはな」さん 専用掲示板

5128シャンソン:2019/04/20(土) 01:20:08
   生長の家の筆

 医者から自転車に乗ってもいい、従来の生活をしてもいいといわれてから
久しぶりに自転車に乗って、銭湯に出かけた。突風が来て自転車に乗っていたおばさんが
地蔵盆に激突したのはびっくりした。近くの女の人が助け起こそうとしても持ち上げられず
「パパー」なんて応援を呼んでいた。

 しばらく自転車を走らせると、桜並木の歩道に来て、自転車を停めて桜の花をじっくり鑑賞することにした。
知り合いの白鳩会員さんが自転車に乗り、「このあいだは●●をありがとう。息子が喜んでいました」と
通りすがりにそんな言葉を発していく。どうやら近くのスポーツクラブに行くようだ。

 そしてしばらくすると、知り合いのおじいさんから「うのさん」とから呼ばれて振り返った。
 奥さんと散歩しているようだった。おじいさんは、つれあいの病院での検査結果が異常なしと出たので
 とても喜んでいた。そのいきさつを私に話して、奥さんのほうを見て「お前よかったな!」と
 力を込めて話していた。

 そして、「うのさん、ぼくは写経してるんだけど、生長の家の総本山とかいうところで
 買ってきたあの筆はいいね。他のものとちがって、長持ちするしスーッと書けるわ」
 般若心経を奥さんのために写経していた話を打ち明ける。

 私はびっくりして、「生長の家の筆?」と聞き返した。
 おじいさんは生長の家のことはよく知らないけど、誰かにそういう筆をもらったらしい。
 今は、総本山のお札など、めちゃくちゃなことを書かれているのに、
 おじいさんはそんなことも知らずに、「生長の家の筆はいいわ」と繰り返す。

 私が病気だと噂で聞いて、私のぶんまで写経してくれていたらしい。
 私は、なんとなく涙が出そうになった。

 帰り路に自転車を走らせながら、私は何回もおじいさんの言葉を
 心の中で復唱した。

 「お前よかったな!!」「うのさん、生長の家の筆はいいな!!」

 ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。


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