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「うのはな」さん 専用掲示板
4465
:
転載
:2018/09/02(日) 20:08:13
宗教の原形ともいうべき、
世界中のシャーマニズムには、
似通った世界観があります。
シャーマニズムの世界観として、
よく指摘されるのが、
3つの世界の区分です。
天上世界、地下世界、この地上世界です。
「天地人」の世界です。
シャーマンとは、「脱魂」、つまり、魂を飛ばして、
この地上世界から、天上世界、地下世界を、
行き来する存在です。
この往還を、旅 journeyといいます。
そして、その際に、
シャーマンを導き、天上世界や、地下世界に、
導いてくれたり、案内してくれたりするのが、
「パワー・アニマル」と呼ばれる存在です。
仲間であり、守護者であり、
その世界の住人に、遭わせてくれたりもします。
アニマルと言われますが、
必ずしも動物だけではなく、
様々な存在、形姿をしている、実体entityです。
また、この3つの世界を貫くものとして、
世界樹・宇宙樹があるとされたりします。
天上世界には、
雲や虹や煙に乗って行ったり、
『ジャックと豆の木』のような、
樹木で行ったりします。
地下世界には、
洞窟や穴倉から、行ったりします。
『おむすびコロリン』や、
『不思議の国のアリス』の世界です。
民間伝承や神話、物語には、
このように、シャーマニズムの祖形が、
いたるところに見られます。
(アリスの初稿が、『地下の国のアリス』
Alice's Adventures under Ground
であったというのは大変示唆的です。
そして、この場合、あのウサギが、
パワー・アニマルというわけです)
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