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446：シャンソン：2016/04/29(金) 15:13:31: 　　　　自由とはあらゆる選択肢を排除しないこと

　戦後７０年が経って、日本は平和で豊かな国になりました。
GDPで中国に抜かれたとはいえ、今でもアメリカ、中国に次ぐ、堂々の世界第３位。
軍事大国のアメリカ、共産主義の中国と比べてみても、日本は物心ともに平和で、豊かで
自由な国であることは、世界が認めるところでしょう。

　しかし、その平和で豊かな国、日本は世界最高水準の自殺者を生み出しています。
1998年に年間３万人の大台を越えてから、依然、高止まりしたまま。
実は２０代、３０代の男性の死因のトップは、自殺です。彼らの死亡原因の半数以上を自殺が占めるというから
驚きです。もちろん、先進国の中で、２０～３０代の男性の死因のトップが、自殺だという国は日本以外にはありません。

　なぜ、こんなことが日本で起こっているのでしょうか？そもそも、どうして自殺などという行為を神様はお許しになられているのでしょうか？
自殺は重いテーマなので、神様に聴くのが怖かったし、どうしようか迷っていたのですが、するとそれを察してか、神様のほうから、こんな答えが
降ってきました。『自由とは、あらゆる選択肢を排除しないこと。あなたたちの自由を奪うものは、愛ではないし、神とは呼べない』

　確かに自殺は、決してハッピーな選択ではありません。ただ、ネガティブな選択肢ではありますが、選択肢のひとつであることは間違いありません。
もし、自殺という選択肢がなければ、どうやっても死ねなくなってしまいます。
劇薬を大量に飲んでも、死ねない。何者かが、神様？が決めた寿命が来るまで、生き続けなくてはいけなくなる。それはある意味、この世で受ける×ゲームのような
状態かもしれません。

　それでも、どうしても死にたい人は、誰かにお願いして殺してもらうしかなくなります。
かりにそれで自殺者がゼロになったとして、その状態は、果たして本当にハッピーなことなのかどうか....。私にはよくわかりません。
　ただ、いえることは、ひとつ。神様が答えてくれたとおり、神様は私たちの自由を最大限に尊重してくれていることだけは、確かです。

　自殺という、一見、生まれてきた目的に反することでさえ、神様はそうする選択肢を私たちに与え、私たちの自由に委ねてくれている。
生きていく過程の中で、自殺という行為が選択肢の中にあるという事実は、とても大きな意味を持つのではないかと私は思っています。
　もちろん、だからと言って、私は自殺を肯定的にとらえているワケではありません。

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