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「うのはな」さん 専用掲示板
2459
:
シャンソン
:2018/01/16(火) 18:41:15
究極の奥義は「真面目に過ごす」
老人ホームで暮らす九二歳のTさんはいつもニコニコしていて健康長寿さんです。
いつも、素直に「みんなしょっちゅう来てほしい」と告げるそうです。来てくれたら嬉しさを正直に表現し、
満面の笑みで出迎えます。訪問した人も嬉しくなる笑顔です。
喜びや楽しさなどの陽性の感情は素直に表現するに限ります。
一方、独り暮らしの九五歳のSさんは家族にも病状を告げたがりません。
「じつは血便が続いている」「転倒して寝ていた」など、改善してから家族に告げます。
娘さんや息子さんも高齢になってきているので、必要以上に心配かけたくないということですが、本音は少し異なります。
病気のことを口に出さないように心がけているということでした。弱音は医者の前でだけにするそうです。これは、無意識に培った
「(悪い口ぐせを)言葉に出して指差し確認しない知恵」ではないかと思われます。
ところで、病に対する究極の奥義は「真面目に過ごす」です。
無茶をせず真面目に日々過ごせば健康になるのは当然じゃないか、と思われるでしょう。少し違った視点を提供したいと思います。
病に陥ったときが問題です。自分の生き方なら病気になっても仕方がないと感じる人が意外に多いのですが、病を克服するうえでは「こんなはずじゃない」と
感じることは重要です。
「人は贖罪の念にかられる」存在です。
たとえば、しょっちゅう浮気をしている友人がいます。彼らへの助言なのですが、「ふしだらに生きていると、不運に見舞われたときに、
罰が当たったと思ってしまうよ。それはあきらめにつながる」と。人はえてして帳尻があったときに安堵する傾向があります。
それは「病を克服すること」へのあきらめにつながるので注意が必要なのです。人生を変えれば病を十分克服できる状況であっても、無用な自己責任感を感じてしまって、
それが治癒できない状況を生み出します。
そうならないためにも普段から真面目に過ごしたほうがよいのです。
人間の内面はいつでも変わり得ます。そのことだけはお忘れなきよう。
『病は‶口ぐせ〟で治る!』 医者が教える「病気にならない言葉の習慣」』 原田文植 著
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