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「うのはな」さん 専用掲示板

2381シャンソン:2017/12/12(火) 20:36:53
      りんごの果皮で乳がん予防

「1日1個のりんごを食べればがん専門医はいらない?」。これは臨床腫瘍学の国際的専門誌『腫瘍学紀要』で発表された。
ある研究論文のタイトルだ。その研究では、1日1個以上のりんごを食べた場合、がんのリスクが低減する効果が表れるかどうかを検証した。
その結果、りんごを食べる量が1日1個未満の人たちにくらべて、1日1個以上食べている人たちは、乳がんのリスクが24パーセントも低かったほか、
卵巣がん、咽頭がん、大腸がんのリスクも有意に低減することがわかった。

 参加者たちがその他の果物や野菜も摂取していることを考慮しても、依然としてそのような予防効果が見られることは、りんごを1日1個以上食べることは、たんに健康的な食生活を
送っている以上の効果があることを示していると考える。りんごによるがんの予防効果は、りんごの果皮に含まれる抗酸化物質によるものと考えられている。それもそのはずで、果皮こそ外界に対する第一の
防御層だからだ。果肉は空気に触れたらすぐに茶色く酸化してしまう。果皮の抗酸化力は、ゴールデンデリシャス種(黄色)で果肉の2倍、アイダレッド(赤)で6倍にもなる。

 ペトリ皿の実験によれば、りんごの抽出液には活性酸素やフリーラジカルによるDNAへの最初の攻撃に対する防御効果があるだけでなく、エストロゲン受容太陽性及び陰性の乳がん細胞を抑制することがわかっている。
私の母校コーンル大学による実験では、りんごの果皮の抽出液と、りんごの果肉の抽出液を、それぞれがん細胞に垂らした。するとその結果、果皮の抽出液のほうが、がん細胞の増殖を妨げる効果が10倍も高いことがわかった。
研究の結果、オーガニックのりんごの果皮に含まれる成分が(おそらく従来農法のりんごの果皮にも含まれてじるはずだが)、マスピン(乳腺セリンプロテアーゼ阻害因子)と呼ばれる腫瘍抑制遺伝子を活性化させることがわかった。

 マスピンには乳がんを防ぐ働きもある。乳がん細胞はこのマスピンの作用を食い止めようとするが、りんごの果皮にはマスピンの作用を促進する効果があるらしい。
その研究の結論でも「りんごの果皮は破棄せずに食用とすべきである」
と述べている。

  『食事のせいで、死なないために』 マイケル・グレガー博士 著


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