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「うのはな」さん 専用掲示板

2286シャンソン:2017/10/30(月) 12:37:34
   ジャーナリズムの反権力という姿勢は間違っている

ケント 日本のマスコミは、国民を誘導する喜びを覚えてしまったんでしょうか。
アメリカのマスコミも同じようなところがあるけれど、その啓蒙主義から一向に出ようとしないように
見えるんですが。

長谷川 マスコミは起きていることの真実を伝えなければならないのに、日本のテレビも新聞も国民のために
本当に役立つ情報を提供しているんでしょうか。マスコミの基本的な姿勢について議論を闘わせることもなく、
受けがいいように情報を加工してオブラートに包んでしまっています。普通の人は、本当に役立つ情報が得られていないと薄々、感じていると思います。

ケント 本当のことを知りたければ、自分でそれを求めればいいんですがね。
例えば、沖縄の我那覇さんたちが開いた記者会見のときに、私たちが中国から活動資金が出ているという話をしたら、無断で会場に入っていた例の「しばき隊」の
2人から、「それはどうして分かったんだ」という質問がありました。

私は「アメリカ筋から聞いている」と、杉田水脈さんは「さっき公案の資料をみなさんに見せたじゃないですか」と答えたんですが、読めば分かるのに、どうしてHPで
公開されている公安調査庁の資料を読まないんでしょうか、本当のことを知りたくないということですかね。

長谷川 「しばき隊」の連中は自分たちの思い込みを崩されたくないから、それを完全に否定されるような資料など知りたくないし、分かりたくもなかったんでしょうね。
で、日本のマスコミの根本的な問題ですが、「ジャーナリズムは権力を監視して対抗するものだ」という考え方が主流になっている。でも、そういう考え方自体が間違っているんですよ。
ジャーナリズムは権力を監視するもの、従って政府に対して批判的な立場に立たなければいけないというのが基本だという記者、またそう教える学者が多いんです。

ケント そうでしょうね。ほとんど政府を批判するものばかりです。

長谷川 私は、ジャーナリズムは権力から独立しているものだと考えています。これは権力監視とか権力対抗とは似て非なる考え方です。
国民から選ばれた政府は国民の負託に沿って政治を行う。一方、ジャーナリズムは政府から独立して世界のあらゆる出来事を自由に報道、論評すればいいのです。
なぜ、ジャーナリズムは権力を監視して反対するものだという姿勢が間違っているかというと、自民党であれ民進党であれ国民が自由な意思によって選んだ結果が政権ですが、
自民党政権のときには自民党政権に反対するジャーナリズム、民進党政権のときには民進党政権に反対するジャーナリズムというこtになれば、ジャーナリズム自身が自由を失った
単なる反権力という立場でしかないことになってしまうからです。

つまり、いままでは自民党政権を批判していたけれど、政権が民進党に代わったら民進党政権を批判しなきゃいけないということになってしまうんですね。それで自由といえますか。自由なのは政権、
つまりは政権を選んだ国民であって、ジャーナリズムはちっとも自由じゃない。ジャーナリズムは権力と距離を置いて自由に考えることが基本で、あるときは権力と同じ主張にあることもあるだろうし、別の場合は権力と異なる主張をしたり、
場合によっては反対するというように、常に自由で柔軟でなければならないと思います。

  『ケント&幸洋の大放言』 中・韓・沖縄にはびこるペテン師たちの正体 ケント・ギルバート 著


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