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読書紹介板

945アクエリアン:2018/08/04(土) 20:40:39

文化防衛論 (ちくま文庫) 文庫 – 2006/11/1

三島 由紀夫 (著)

5つ星のうち4.0
日本人が守るべきもの2010年10月20日
形式: 文庫

 作家・三島由紀夫の評論集。本書は表題作の他に、「反革命宣言」、「反革命宣言補註」、「橋川文三氏への公開状」、「『道義的革命』の論理」、「自由と権力の状況」、「政治行為の象徴性について」、「国家革新の原理」が収録されている。私個人としては「革命哲学としての陽明学」が本書に採録されなかったのが不満ではあるものの、三島由紀夫が政治活動に傾斜する時期での評論が収められており、この時期の彼の考え方の根底をなす思想がどのようなものであったかを知るためには有益な書である。私がこの書に収められている評論の中で、手を取る人に読んで欲しいのは「反革命宣言」と「文化防衛論」である。この二つは三島の政治思想が明快に現れており、グローバル化が進み、その中で日本人が守るべきアイデンティティとは何かを確認するためには必読であると考える。


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