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読書紹介板

795アクエリアン:2018/07/15(日) 09:54:44
コリン・ウィルソン、オウムを語る5

---オウム真理教はロシアでも隆盛だったが・・・・・・。

コリン・ウィルソン:それはロシアがもともと党派主義の濃い国だからだろう。ロシアには、聖戦 やら何やらを宣言する救世主がしょっちゅう現れている。例えばクリフティは少々性的な要素の ある変わった宗派だし、信徒を去勢し、女性の乳房と性器を切り取る教団もある。ロシア人はも ともとそういう極端な傾向を持っていた。ロシアにはもともとそういう土壌があったのだ。しかも 70年以上も共産党支配が続き、何かもっと敬虔なものへの憧れが鬱積していた。

意義のある人生を求めてやまない日本の若者

---日本は宗教心の強い国とはいえない。国家的な宗教心の欠落と、カルト教団の成長には相関があるのか?

コリン・ウィルソン:ある意味でそのために数が増えているという面はあるだろう。ただもうひとつ、日本では私の本が非常に よく読まれているのだが、それは日本人が、特に信心深い国民ではないにせよ、意義を、意味のある人生を求めてやまな い人たちだから、ということもあると思う。そして、自分が今やっていることに全人生を、魂のすべてを注がねばならないとい う労働観、信念が国民性としてある中で、大企業などに全人生を捧げたくないと考える人はあらゆる物から疎外されている と感じるようになって、強烈に意味や目的を求める。いわばアウトサイダー予備軍がわんさとして、何かが自分たちを高めて くれるのを待っている。だから、先ほど言った共同生活世界に取り込まれるのはいとも簡単だ。


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