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読書紹介板
1422
:
アクエリアン
:2019/04/27(土) 14:57:39
オウムのことを「全体主義」と評価する人がいる。僕もそれに同意見だ。オウムを含めたカルト宗教を原始的な専制国家に例えることができると思う。「全体主義」とは個人の自由や権利を重要とする「個人主義」の対義語だ。つまり「全体主義」は組織や共同体全体の利益のためには個人の意志や権利を無視する考え方だ。気を付けなければならないのは、「全体主義」をファシズムやナチズムと同義と捉えてしまいがちだということだ。それだと「全体主義」を狭く解釈してしまうことになる。
僕は群れを発展させ社会を営む「ヒト」の生態から見て「全体主義」はごく当たり前の意識ではないかと思う。むしろ「個人主義」は得難くそれゆえに、より大切にしなければならないのだ。貧しさや自然の脅威など条件によっては「全体主義」でなければ生きられない人々もいるはずだ。
ハンナ・アーレントはナチ党幹部のアイヒマンの裁判で、彼が普通の男で役人としての役職を全うしただけと弁明したことから「悪の陳腐さ」もしくは「凡庸なる悪」という言葉を使っているが、あの時代に悪を凡庸たらしめたのが「全体主義」なのだと思う。数と意志の力で悪なるもの、善なるもの、そのどちらでもあるもの、どちらでもないものなど、リーダーが強調する考え方を増幅するのが「全体主義」の特徴なのだ。
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