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読書紹介板

1420アクエリアン:2019/04/27(土) 14:52:28
僕は一般に入手できるオウム裁判関連の本をほとんど読んでいて、本書にあることも大体は知っていたけれど、オウムの中央部がいかに多くの人を殺すための研究に時を費やしていたかと、改めてため息が出る想いだった。一体ハルマゲドンを自作自演してどうしようというのだろう。ストラテジーゲームレベルの僕の脳ミソでさえ、何か東京でハルマゲドンと称する大殺戮でパニックを起こしても、その後民衆を制圧し人心を掌握しない限り、その後の展開はあり得ないことくらいわかる。大殺戮の原因がオウムであることが分かれば、当然人心を得ることなどあり得ないし、そのようなことをして生まれた政権を国際社会が認めるわけがない。だからそもそも最初から破綻している戦略なのだ。というより、そういうのは戦略とは言わない。

とにかくハルマゲドンを起こせば、運命が味方をして思わぬ所から援助があるとでも思ったのか。仮にそのためのロシア布教であったとして、上手くいってもロシア頼みの傀儡政権になるしかないが、その前に自衛隊と在日米軍が黙っていないだろう。リスクを考えてロシアは動かず、鎮圧されるのがオチである。なにか狭い視野で思い込みに捕らわれていたとしか思えない。


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