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読書紹介板
1396
:
アクエリアン
:2019/04/27(土) 07:48:26
すべてのサマナがヴァジラヤーナの教えを受容していたことの証として、説法の中で麻原が「わかったね」と言ったことに全員が「はい」と大きな声で答えていたことを挙げているが、僕にはあれはオウム独特の慣習であったとしか思えない。実際そのような問いかけはしょっちゅうあったが、誰かが「いいえ、分かりませんでした。」と返し、麻原が改めて説明し直すようなことは一度もなかったはずである。サマナ向けの説法の場で「分かりません」と答えるのは相当に勇気のいることであり、空気の読めないヤツと思われることでもある。「分かりました」と答えるような圧力があることを受容した証拠とするのは強引である。
これらの背景には、自らを麻原とヴァジラヤーナの教えを共有していた共犯者であると考え、共に責任を負わんとする強い「覚悟」があるのではないかと僕は解釈する。そして自分と近い立場の仲間もそうであるべきと考えているのだろう。
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