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3912神の子様:2021/03/01(月) 15:52:08
シリーズでお伝えしている「『10年』あの日から」。

震災のその日に産まれた子どもたちは、まもなく10歳になる。

被災地の復興とともに歩んできた子どもたち。

誕生日をどんな気持ちで迎えるのか。

宮城県に住む女の子と、その家族を取材した。

宮城・白石市。

キッチンに立つお母さんの隣で、恥ずかしそうにカメラから隠れているのは、小学4年生の山崎りらちゃん(9)。

3月11日、10歳の誕生日を迎える。

死者・行方不明者、あわせて1万8,000人以上。

あの日、被災地では、少なくとも100を超える新しい命が産まれた。

りらちゃんもその1人。

震災39分前に産まれた。

母親の尚子さんは当時、看護師に「とにかくこの子を一生懸命育てて」と、励まされた。

尚子さんの実家も全壊し、沈みがちだった山崎さん一家。

しかし、すくすくと成長するりらちゃんの存在が家族を笑顔にしてくれた。

普段は、明るく素直なりらちゃん。

でも、誕生日の話になると、複雑な思いをのぞかせる。

りらちゃん「誕生日、きらい...。誕生日きらい」

(誕生日嫌いなの?)

りらちゃん「いやなんだもん。クラスのみんなから言われるから」

父・高寿さん「なんて言われる?」

母・尚子さん「その日に生まれたんでしょっていうぐらいでしょ?」

たくさんの人の命日が、自分の誕生日。

尚子さんは、りらちゃんが負担を感じすぎないよう、気をつけている。

尚子さん「ちょっと重く受け止めてるところがありますね。まだうまく消化できてないというか、お祝いしてあげる部分と、メリハリつけてご冥福をお祈りする時と、ちゃんと分けてやってます」

一方で、父親の高寿さんは、今は理解できなくても、あの日起きたことを伝えていってほしいと考えている。

山崎家では、毎年3月11日、高寿さんが作った祭壇で、海に向かって手を合わせる。

高寿さん「頑張りたくても頑張れない人がたくさんいたんだから、何か1つでもいいから頑張ると、きっとその姿見てるどこかの人が、元気をもらったり、自分も頑張ろうというふうに思うことってあると思うよ」

(今、こんなふうに復興してるのはどう?)

りらちゃん「直していてすごいと思う」

(どういう人になりたい?)

りらちゃん「役に立つ人。尊敬されるように、お仕事とか頑張りたい」

尚子さん「大人になったね。初めて聞いた」

そんなりらちゃんが、今、夢中になっていることは、3年ほど前から始めたチアダンス。

りらちゃん「楽しい」

(目標は?)

りらちゃん「ダンサーになる」

まもなく10歳。

葛藤を抱えながら、夢に向かって頑張っている。


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