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2758転載:2018/03/28(水) 16:20:28
206: うのはな :2011/10/07(金) 18:56:10 ID:iM0b0bt6

 夫のこころ妻のこころ 『女性に生まれ 愛に生き』 谷口輝子 先生著

 皆さんありがとうございます。
 今月の月初めに東京から私の娘の恵美子がこちらへ参りました。
 彼女が仕事の都合で、二ヶ月か三ヶ月に一遍わたしの顔を見に来るのか、見せに来るのか
 やって来てくれます。そして、私が齢いって甲斐甲斐しく働けないものですから、
 公邸の掃除係になったように、来たらもうそこらじゅうを掃除をしたり片付けたりして、
  バタバタ働いて整然と整理してくれております。私の机の上に山盛りになったような書類でも
 みな片付けたり捨てたり勝手なことをしましてね、
「お母様、要らないものいくらでも積んでる」なんて言いまして整理して呉れますので、お陰で助かって
 おるんでございます。
 その恵美子がこの間参りました時に、半切の大きさの写真を何枚も持って来て呉れました。
 見ましたら、私達夫婦の二人だけの写真なんです。昔のそんな写真が欲しいと思っていたわけでもないのですが、
 恵美子が勝手に持って来て呉れまして申しますのに、「お母様ったら昔から今に至る迄同じ髪型をしていらっしゃるのねえ」
 そう言うんです。若い時と今とちっとも変化が無い。今年九十一歳になりましたが未だ若い時と同じ髪型をしていると恵美子が申しますので、
 「そうよ、今の流行だとか何とか言って、違った髪しておしゃれで良い気持ちになったりしようと思ってもね、お父様が『違った髪型したら僕の
  奥さんじゃない』
 と言って喜んで下さらないから、私は結婚当時と同じ髪の形でこれでもう一生行くんでしょう」
 と、そんな話をしたんでございます。


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