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非武装信仰板

851シャンソン:2016/07/12(火) 18:45:28
   靖國神社 〜英霊を救えるのは人間だけ〜

 靖國神社に参拝するのはこれが2回目です。1回目は前世の親友との約束を果たしに行きました。
このお話はブログに書いていますが、ご存知ない方のためにちょっとだけ説明をします。
私の一つ前の前世は特攻隊員です。昭和20年に出撃して死んでいます。実は名前もわかっているのですが、
ご遺族の方のことを思うと迂闊には公表できないので、名前や本人が特定出来る情報は控えさせてもらって書きます。

 時々、この人生での記憶が鮮やかに蘇ります。上空から見下ろした景色とか、飛行場の隅っこの雑草の様子とか、飛び立つ時の青空とか。
死ぬ直前の記憶もありますが、私の場合は世間で言われているほど悲惨な感じではないです。
敵艦の少し手前で銃撃戦になり、私の飛行機は被弾してしまいました。ガクン、と機体が何メートルか落下し、それから少しずつ降下し始めます。
「あ!やられた!」と思うと同時に、私は操縦桿を握って機体を立て直そうとしました。

 機体に「頑張れ!頑張れ!」と励ましの声をかけつつ操縦桿を引くと、再び上昇を始めました。
「やった!」と思った瞬間で記憶は途切れています。ここで撃墜されたのだと思います。一瞬のことで即死だったのではないかと思っています。
世間で言われるような、悲惨な感じで「お母さん」と言いつつ敵艦に突っ込んでいないので、魂のトラウマにはなっていないみたいなかんじです。

 この時の影響か今でも飛行機が大好きで、飛行機に乗って空の上にいるという状態がすごく好きです。隊員の中に友だちは何人かいたのでしょうが、覚えていません。
ただ、写真を見て(知覧平和会館でです)強くひかれた人が1名いました。多分、彼が親友だったのだと思います。その後、この件はすっかり忘れていました。
知覧特攻平和会館に行ってから、ずいぶんたったある日のことです。とある神社に参拝して帰っている途中で、急に特攻隊員の時の記憶が蘇りました。親友の彼が懐かしく思えます。

「彼は今、どうしてるかなぁ、生まれ変わってるかな」と思った瞬間、彼がまだ特攻服姿でうずくまっているのが見えました。えっ!まだ成仏してないの?と、思うと同時に鮮明に思い出したことがあります。
「靖國で会おう!」と私たちは約束していたのです。彼が今も靖国神社の参道を歩きつつ、私は死んだ直後にここに来た、ということを思い出しました。だがこちらに向くことはなく、気づいてもらえませんでした。
そこで、「ああ、これはもう、生まれ変わって約束を果たすしかない」と思ったのでした。

 靖国神社の社殿に向かって手を合わせてみると、他の神社にいるような神様はいません。とりあえず、境内のベンチに腰を下ろして親友を呼んでみました。私は幽霊とは波長を合わさない、と決めているため、彼がそばにいるんだかいないんだか、
サッパリわかりませんでした。でも、彼がそばに来てくれていると想定して話を始めました。とにかく約束に遅れたことを謝りました。事情を説明して誠心誠意謝りましたが、彼の気配も何もわかりません。
 波長を合わさないと決めたことで、幽霊に悩まされることは一切なくなりましたがこういう時は不便です。しばらくベンチに座って話をしましたが、まったく感じることが出来ないので、仕方なく立ち上がり遊就館(資料館)へ行きました。

 遊就館では、まずビデオを見ました。
映像の中で、特攻隊員の生き残りの人が「みんな、靖国で会おう!と言って死んでいった」と証言し、それを聞くと止めどなく涙が溢れました。
私は少年飛行兵でした。死ぬことは怖いことではなく(夜中に怖がって泣いている子も1人いましたが)、死後、平和なあの世でみんなと再会しよう!という感覚でした。
「靖國で会おう」というのは、生死をともにした友人との最後の大切な約束です。そろそろ成仏しなければいけないとわかっていてもそれを踏みとどまり、律儀に待っている人が
ここにどれだけいるのだろうと思いました。その純粋さが切なくて泣けました。

 その後、ざっと展示品を軽く見て、トイレに入りました。手を洗って化粧直しをしていたら、突然、目の前の鏡に親友が見えました。


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