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非武装信仰板

833シャンソン:2016/06/07(火) 19:32:37
    「呪い」はあるのか?

 呪いにまつわるエピソードは『古事記』にも残されています。海での漁を得意とする兄(海幸彦)と、
山で猟をすることを得意にしていた弟(山幸彦)は、あるときお互いの道具を取り換え、兄が山に、弟が海に向かいます。
そのとき、山幸彦は兄の大事な釣り針をなくしてしまい、激怒した兄に「元の針を返せ」と言われて途方に暮れます。

 その後、塩椎の神の導きで海神の宮に行き、数年そこで暮らした後、ようやく魚の体内にあった針を取り戻します。
そのとき、海神から「このちは、おぼち、すすち、まじち、うるち」と呪文を唱え、〝後ろ手〟で針を返すようにと、呪詛の秘儀を教えられたのです。
その通りにしたところ、その後、兄は次第に貧しくなったとおう話があります。このように、相手にかける呪詛は、日本古来の物語のなかにもあまた描かれています。

 現代では『リング』などのホラー映画のなかでも描かれていますが、こうした呪いは、決してフィクションの世界の産物ではないのです。
私は若い頃に高尾山で滝行の修行をしていましたが、お地蔵さまの前には、針を刺された人物写真が山ほど置かれていました。それを見るたびに、世の中にはこんなにも人を呪っている人々が
いるのかと思ったものでした。その念は生霊(生きている人間の霊)となって相手のもとに届くのです。

 『あなたの呪縛を解く霊的儀礼』 江原啓之 著


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