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非武装信仰板
1959
:
他から一部転載
:2020/07/09(木) 21:26:07
「世界平和を祈ると共に300万の胎児を見殺しにできない 」
生長の家創始者 谷口雅春先生
吾々が政治運動に踏み切ったのは、中央にただ一つの中心があり、その中心は神意を受けたる神聖中心であり、すべての民族、国家、国民、悉くその神聖中心に帰命し奉りて調和して繁栄せる萬徳円満の理想世界の招来を希望して、その実現を心に描いて神想観し、祈りつづけて来た結果、その実現の行動化の過程として内から“催し”て来たところの自然的運動にほかならないのである。
宗教家が山に籠って坐禅瞑想のみに終始し、或は教会で祈っているだけで、何の行動をも起さなかったならば、毎年300万人前後の胎児が母胎の中で惨殺されて引きずり出され、コマ切り肉のようにして棄て去られている悲惨な出来事を停止させることもできないのである。
われわれが祈っておれば「誰かが行動を起してくれるであろう」などと、責任を他に転嫁して自分は何も行動を起さないのは卑怯なのである。吾々は卑怯であったり、偽善であったりしてはならないのである。
人類救済に誰かが行動を起す必要があるならば、先ず自身が行動を起すべきである。地上天国実現に、誰かが行動を起さなければならないならば、先ず自身が行動を起すべきである。
「生長の家」 昭和43年5月号 10p〜11p
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