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非武装信仰板

1713シャンソン:2019/06/18(火) 19:27:08
   死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい

 伝道の旅の途中で、弟子の一人がイエスに、「まず、父を葬りに行かせてください」と言います。
現代に置き換えてみると、部下が「父が他界したので会社を休ませてください」と上司に告げているといった場面です。
ここで「駄目です。いかなる理由があろうと仕事に穴をあけることは許しません」などと言う上司はいないでしょう。
けれどイエスは弟子の申し出を受け入れず、このまま同行するよう伝えました。

 私たちがこの世で経験する数ある試練の中で、最も厳しいものの一つは愛する人との別離、中でも死別でしょう。
最初は悲しみの感情が沸き上がり、涙にくれてしまうこともあると思います。人の情として当然です。でも、泣くだけなら泣いたら、理性で
立ち上がりましょう。

 たましいの視点から言えば、死は悩み多い現世からの卒業を意味します。ですから「私を置いていかないで」などと執着するのは遺された者のエゴ。
「私は大丈夫だから安心して旅立ってください」と伝え、故人のたましいの浄化を促すことこそが供養なのです。
人は誰も一人で生まれ、一人で死んでいきます。このことを孤独ととらえるのではなく、孤高に生きることの素晴らしさを知る必要があります。

 孤独とは自己憐憫の言葉。一方、孤高とは自律して生きることを意味します。愛する人との死別を経て、しっかりと生きて行かなくては、と私たちは覚悟を新たにすべきなのです。

   『聖なるみちびき イエスからの言霊』 江原啓之 著


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