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非武装信仰板

1676シャンソン:2019/04/19(金) 16:39:21
      宗教的信念で動いた人

 すでに述べたように、辰吉郎の人生は宗教とはけっして無縁ではなかった。
むしろ、宗教を軸として回転していたようなところがあった。
 とくに特定の宗教を信仰するというものではなかったが、自己に内在する神と直接対話する中で、
独自の信仰観を持ち、これを深めていったものと思われる。

 「万教同根(世界のあらゆる宗教は元を一つにする)」思想を持つ道院の慈善団体、世界紅卍字会を支援し、
やはり万教同根を唱える出口王仁三郎の大本教に接近して両者の手を結ばせたのも、辰吉郎のそうした宗教的信念にもとづいたものである。
大本教が、王仁三郎の「入蒙壮挙」以降、急速に世界中に教線を伸ばしていったのも、実はその裏でバックアップしていたのが、堀川辰吉郎であったとすれば納得がいく。

 その意味で、これを知る関係者たちは辰吉郎こそが大本教の黒幕であったと言うのである。
また、大本教から離脱して一派を築いていた教祖・岡田茂吉にも接近。「お光さん」に教義の筋金を入れさせ、名称も「世界救世教」と改めさせた。
事実上の世界救世教の運営者であり、影の実力者は堀川辰吉郎であった。

 世界救世教とはとくに深いつながりがあったようで、辰吉郎は自分の息子の一人を岡田茂吉の娘と結婚させようとしたのだが、息子が反発して自分の惚れた女性と駆け落ち同然に
九州に逃げていってしまったため、この結婚話は流れてしまったという。

 他にも、善隣会(現・善隣教)という宗教団体の最高顧問をつとめるなど、思想的に合う新宗教系の団体や指導者を積極的に支援していたらしい。
やはり大本教から離脱し、「生長の家」を創始した谷口雅春氏夫妻と一緒に写した写真も残っているから、この教団ともある程度の関係はあったものと推測される。

   『日本を動かした大霊脈』 中矢伸一 著


 大本教が、王仁三郎「入蒙壮挙」以降、急速に世界中に教線を伸ばしていったのも、実はその裏でバックアップしていたのが、堀川辰吉郎であったとすれば納得がいく。
その意味で、これを知る関係者たちは辰吉郎こそが大本教の黒幕であったと言うのである。
 また、大本教から離脱して


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